英名:Coca
学名:Erythroxylum coca(エリスロキシラム・コカ)
科名:コカノキ科
種類:常緑低木
樹高:約2〜3m
原産地:南アメリカ、メキシコ、インドネシア、西インド諸島
コカ植物画:Wikipedia
コカ(コカノキ)は、南アメリカ、メキシコ、インドネシア、西インド諸島を原産とするコカノキ科の常緑低木です。コカの名前は南米の原住民族の言語で木を意味する「Khoka」に由来しています。南米では最古の栽培植物であり、木の高さは2〜3mに成長し、葉は両端が尖った楕円形で、黄白色の花を咲かせ、花後は赤い実を付けます。葉を噛むと気分が爽快になることから原産地では嗜好品として扱われてきました。古代インカ文明では宗教的な儀式に利用され「神の恵み」をもたらす薬用植物としての歴史があります。葉に含まれるコカインは1860年にドイツの化学者アルベルト・ニーマンによって単離抽出され、医療では局所麻酔に使われることがあります。コカインは日本では「麻薬及び向精神薬取締法」によって麻薬とされており、植物の栽培および持ち込み、流通には厳しい規制があります。コカインには中枢神経に対する強い興奮作用があるため、薬物依存性があり、多量摂取は呼吸麻痺を起こし、心停止によって死亡することもあります。

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