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精油とハーブのプロフィール事典《カバ(カヴァ)Kava》
英名:Kava カバ(カヴァ)はポリネシア原産のコショウ科の常緑低木です。「kava」はトンガ語で「苦い根」を意味する言葉で原産地ではカバカバ、カワカワ、ハワイの言葉ではアヴァとも呼ばれています。カバの木は湿った林に自生し、3〜7mほどに成長します。枝は蔓状で大きなハート形の葉をつけます。根をすりつぶして粉状にしたものを水に溶かした液体は「カバ」と呼ばれるノンアルコールの嗜好飲料でポリネシアでは伝統的な儀式や民間療法に用いられてきました。カバ飲料の見た目は白濁した泥水のようで味は苦く、飲むと舌が痺れ、軽い酩酊を起こします。現地の人々は伝統的に椰子の実を半分に割った椀ですくって仲間内で飲み合います。根に含まれるカバラクトン成分には鎮静、鎮痙、抗不安などの作用があるとされ、心身の緊張を取り去ってリラックスや浮遊感、眠気をもたらします。カバ飲料は酒類やドラッグの類ではありませんが、カバの摂取による肝臓障害が報告されており、副作用などへの懸念から国によって使用が規制されている場合があります。日本でのカバは全草が医薬品として分類されているため、飲料、ハーブ、サプリメントなどの一般流通はありません。 《カバ(カヴァ)》ドライハーブのプロフィール ハーブの使用部位:根
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