|
精油とハーブのプロフィール事典《ユキノシタ Strawberry Geranium》
![]() 英名:Strawberry Geranium ![]() ユキノシタは、日本原産のユキノシタ科の常緑多年草です。別名をイドクサ、ミミグサ、ミミダレグサと言い、民間療法では「虎耳草」(こじそう)と呼ばれ、全草が薬用になる植物です。虎耳草の名前は毛の生えた多肉質の丸い葉が虎の耳に似ていることに因んでいます。葉は春の摘草の天ぷらなどにして食用されてきました。ユキノシタの名前は、葉の上に白い花が咲く様子が雪に例えられた、あるいは葉の白い班が雪のように見えることからなどの説があります。種小名の「stolonifera」は「匍匐枝のある」を意味しています。草丈は20〜50cmに成長し、北海道を除く湿地や沢ぞいなどに群生します。短い根茎と白い斑の入った円い葉をつけ、葉の表面は暗緑色、裏面は赤紫色をしています。5月〜7月頃に白色と赤紫色の花弁を持つ花を咲かせます。ドライハーブにする場合は、開花期に葉を採集して日干しします。主な有用部は葉で、抗菌、解熱、利尿、消炎などの作用で知られています。別名の「ミミグサ」や「ミミダレグサ」はユキノシタが伝統的に中耳炎の手当に使われてきたことに由来しています。民間療法では生の葉を揉んで、汁を綿につけて耳に詰めるなどして使われてきました。その他にも、虫刺され、火傷、発熱、風邪の症状などに利用されてきました。ユキノシタに含まれるアルブチン成分にはシミの原因となるメラニンの合成を阻害する作用があるため、近年ではエキスが美白化粧品に利用されています。
ハーブの使用部位:葉 ハーブの成分:フラボノイド(サキシフラジン、ケルシトリン)、アルブチン、カリウム塩、タンニン、ベルゲニン、エスクレチン、精油(カンフェン、リナロール、ボルネオール)など 一般的なハーブに期待される作用:解熱、鎮咳、消炎、抗菌、利尿 ハーブティーブレンド:ホーステール、エキナセア、セージ、ジンジャー ハーブティーの浸出時間:3〜5分 ハーブティーの味:爽やかな芳香とほのかな甘み
◆風邪の症状に
◆アロマテラピーとハーブの資格取得に関してはこちらのページをご覧ください。
|
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
2012-2025 Copyright (C) Holistic Aroma Academy, all rights reserved.
|