|
精油とハーブのプロフィール事典《スダチ Sudachi》
![]() 英名:Sudachi ![]() スダチは、徳島県原産のミカン科の常緑低木(もしくは中高木)の果樹です。スダチの名前は果汁を食酢として使っていたことに由来しています。果実は酸味が強いため果実そのものは食用になりませんが爽やかな香りや風味を楽しむ「香酸柑橘」(こうさんかんきつ)類の一つです。果実の外観はカボスに似ていますがスダチの方が直径が小さく、ピンポン玉くらいで果肉はやや緑がかった色をしています。樹高は2〜2.5mほどに成長し、5月〜6月頃に甘く爽やかな芳香の白い花を咲かせます。8月〜10月頃に緑色の果実がなり、青い未熟果のうちに収穫されます。果実は熟すと黄色くなりますが黄色くなったものは酸味や風味が低下します。有用部の果汁と果皮はビタミンA・C、クエン酸などが豊富で、その他にも「スダチチン」という特有のポリフェノールが含まれ疲労回復、抗肥満、美肌などの作用が期待できます。徳島大学の研究ではスダチの搾りかすの粉末には血糖値上昇抑制作用があるとのことです。スダチの酸味と香りは日本料理によく合い、焼き魚や土瓶蒸しなどに果皮ごと絞るなどして利用されています。酸味のある果汁は酢の代用になるため、減塩にも役立てられます。果皮からは水蒸気蒸留法もしくは圧搾法でスダチ精油が抽出されます。ユズ精油やカボス精油とともに和の柑橘精油の一つとしてアロマセラピーに利用されています。スダチ精油の独特の香気成分はスダチチンやデメトキシスタチチンに由来し、リモネンが主成分ですが他柑橘系精油に比べて含まれる成分種類が多いのが特徴です。 一般的な精油に期待される作用:抗菌、血行促進、鎮静、食欲増進 心への作用:ストレスや苛立ちを取り去り、リフレッシュと安心感をもたらします。酸っぱい香りは気持ちを引き締め、活性させます。 ヒーリングの作用:エネルギーフィールドを清浄にして、心の憂さを祓いのけ、生気を取り戻すのに役立ちます。 キーワード:リフレッシュ、清浄、活性 相性の良い精油:どの精油ともよく合い、シトラス系の良いアクセントになります。 禁忌:圧搾法のスダチ精油には光毒性の可能性があるため皮膚に直接塗布する香水やスキンケア類への使用は避けます。
◆エアフレッシュナーに
スダチは主に生の果実として流通しています。果皮ごと搾った果汁は料理やドリンクなどに利用します。 ハーブの使用部位:果皮、果汁 ハーブの成分:ビタミンC・B6、クエン酸、カリウム、カルシウム、マグネシウム、精油 一般的なハーブに期待される作用:食欲増進、抗菌、疲労回復 ハーブの味:爽やかな香りとすっきりした酸味
◆料理に
◆アロマテラピーとハーブの資格取得に関してはこちらのページをご覧ください。
|
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
2012-2025 Copyright (C) Holistic Aroma Academy, all rights reserved.
|