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精油とハーブのプロフィール事典《カボス Kabosu》
英名:Kabosu カボス植物画:Wikipedia カボスは、大分県原産のミカン科の常緑低木です。カボスの果実は酸味が強いため果実そのものは食用されませんが爽やかな酸味と香りを特徴とする香酸柑橘類の一つです。ユズの近縁種で果肉はやや赤味がかかっています。大分県の特産果樹であり、現地ではフグ料理の薬味などに利用されており、県内には樹齢100年を超える古木もあります。カボスの名前は江戸時代は蚊をいぶすために果皮を刻んでいたことから「蚊いぶし」が「カブス」→「カボス」に転じたと言われています。樹高は2〜2.5mほどで枝には鋭い棘があります。5月頃に爽やかな甘い芳香の白い花を咲かせ、8月〜11月に果実が収穫されます。果実は形がよく似ているスダチに比べてやや大きく、球形でてっぺんが少し盛り上がっています。カボスはスダチと同じく青い未熟果の状態で収穫され、熟して黄色くなったものは風味や酸味が低下します。果皮や果汁には豊富なビタミンC(レモンの2倍)、クエン酸、カリウム、精油などが含まれ、疲労回復や消化促進の働きがあります。カボスを加えた飼料で養殖した魚(ブリ、ヒラメなど)は、カボス成分のポリフェノールによって切り身の変色や臭みが抑えられるとの事です。カボスの果皮からは水蒸気蒸留法もしくは圧搾法で精油が抽出されます。流通量は少ないですが和の柑橘精油としてアロマセラピーに利用されています。他の柑橘精油同様にリモネン成分が多く含まれ、揮発性の高いフレッシュで爽やかな香りです。 《カボス精油》の作用 一般的な精油に期待される作用:抗菌、鎮静、消化促進、血行促進、抗うつ 心への作用:リフレッシュと安心感をもたらし、心の疲労感を和らげて注意力や集中力を取り戻す助けになります。 ヒーリングの作用:エネルギー循環を活性させて、意識を中心に戻し、バランスの取れた状態へと導きます。 キーワード:エナジーフロー、精神浄化、ストレス解放 相性の良い精油:どの精油ともよく合います。 禁忌:圧搾法のカボス精油には光毒性の可能性があるため皮膚塗布および香水やスキンケア類への使用は避けます。 《カボス精油》を使ったホームケアの方法 ◆芳香浴ブレンドに 《カボス》ハーブのプロフィール カボスは主に生の果実として流通しています。果皮ごと搾った果汁は料理やドリンクなどに利用されています。 ハーブの使用部位:果皮、果汁 ハーブの成分:ビタミンC、クエン酸、カリウム、精油 一般的なハーブに期待される作用:食欲増進、抗菌、疲労回復 ハーブの味:爽やかな香りとすっきりした酸味
《カボス》ハーブの使い方 ◆料理に
◆アロマテラピーとハーブの資格取得に関してはこちらのページをご覧ください。
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