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精油とハーブのプロフィール事典《ムクロジ Soapberry tree》
![]() 英名:Soapberry tree ![]() ムクロジは、日本原産のムクロジ科の落葉高木です。別名をセッケンノキ、モクレンジ、ツブノキとも呼ばれ、木の実はソープナッツと呼ばれています。ムクロジの名前はこの木が家にあると子供が病気をしない(→無患子)ことに由来しています。属名のSapindusは「インドの石鹸」を意味する言葉で、インドでは古くからこの木の実が石鹸代わりに使われてきました。薬効と霊力を持つ木として寺院や人家に植えられ、実のなかにある黒色の硬い種子は数珠や羽根つきの玉に使われてきました。樹高は15〜20mにもなる大木で、6〜7月に直径4〜5mmの穂状の黄緑色の花を咲かせます。雌雄同株で花後になる果実は直径2cmほどで果皮や果汁に天然の界面活性成分のムクロジサポニンが含まれています。日本でも石鹸が普及するまでは石鹸やシャンプーの代わりに使われてきました。現在でもムクロジの実は「ソープナッツ」の名前でエコ洗剤として洗濯などに利用されています。ムクロジの果皮は過去には生薬名「延命皮」(えんめいひ)として滋養強壮、止血、消炎などに利用されてきましたが現在ではサポニンによる胃粘膜への刺激性から内服はされていません。果皮から抽出したムクロジエキスは天然の洗浄成分として洗浄化粧品などに利用されています。 《ムクロジ》ドライハーブのプロフィール ハーブの使用部位:果皮 ハーブの成分:ムクロジサポニン 一般的なハーブに期待される作用:界面活性、抗菌 注意:内用は避けます。エキスは洗浄成分として利用し、使用後は水で洗い流します。 《ソープナッツ》ドライハーブの使い方 ◆ソープナッツの泡立ち体験に
◆アロマテラピーとハーブの資格取得に関してはこちらのページをご覧ください。
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