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精油とハーブのプロフィール事典《クンゼア Kunzea》
![]() 英名:Kunzea ![]() クンゼアは、オーストラリア原産のフトモモ科の常緑低木です。オーストラリア南東部とタスマニア島の北東部に自生し、別名をホワイト・クンゼア、ポバティー・ブッシュ、ティック・ブッシュ(マダニの木)と呼ばれています。属名はドイツの博物学者グスタフ・クンツェに因んでおり、種小名はラテン語の「曖昧な」を意味するambiguusの言葉から来ています。木丈は2〜4mに成長し、樹皮は溝のある繊維質で葉は細長く、しだれた枝に小さな白い花を多数咲かせます。花は春に咲き、蜂蜜のような甘い香りで鳥や昆虫を多く引き寄せます。花後には木質の小さな莢が出来ます。枝は半匍匐性でこんもりと茂り、鳥や虫たちの良い隠れ家になります。クンゼアが「マダニの木」と呼ばれるのは、野生動物がこの木に身体をこすりつけてダニを取りはらったことに由来しています。葉と枝からは水蒸気蒸留法で精油が得られます。精油は淡黄色でさらりとしており、すっとする爽やかな香りでやや薬っぽく、スパイシーです。現地では民間療法として関節炎、風邪やインフルエンザの症状、呼吸器の症状、虫刺され、ニキビ、皮膚疾患、打撲、筋肉痛や頭痛などの痛みケアに利用されてきました。黄色ブドウ球菌や真菌に対するに有用性も研究されており、空気の浄化や感染予防に利用出来ます。ダニや昆虫の忌避作用はシトロネラ精油と同等だとされています。心をクールダウンさせる香りは芳香浴で用いると精神的な疲労感を取り去り、リフレッシュやリラックスの感覚をもたらします。流通は少ないですが皮膚への刺激性はなく、安全性の高い精油です。
一般的な精油に期待される作用:鎮痛、抗リウマチ、抗炎症、消毒、抗菌、抗真菌、鎮静、昆虫忌避 心への作用:心の疲れ、不安感、緊張、ストレス、倦怠感を取り去り、リフレッシュさせます。 ヒーリングの作用:内面の強さを高めて、オーラやエネルギーの保護を行います。 キーワード:浄化、覚醒、リフレッシュ 相性の良い精油:ユーカリ、マートル、サンダルウッド、ニアウリ、レモン、ティートリー
◆筋肉痛、打撲のケアオイルに ◆ニキビ、すり傷、軽度の火傷に
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