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精油とハーブのプロフィール事典《ガジュツ Zedoary》
![]() 英名:White turmeric、Zedoary ![]() ガジュツは、マレーシア、インド、ヒマラヤを原産とするショウガ科ウコン属の多年草です。高温・多湿の地域に植生し、日本には江戸時代に渡来し、薬用植物として古くから屋久島、沖縄などで栽培されています。属名の「Curcuma」は「アラビアのサフラン→黄色の」に由来し、種小名の「phaeocaulis 」は「褐色の茎」を意味しています。草全体が「ウコン」に似ており、有用部の根茎は卵形で、生の根の内部が淡い青紫色のため別名「ムラサキウコン」、日本では夏に花が咲くので「夏ウコン」とも呼ばれています。根茎には独特の芳香と辛み、苦味があり、乾燥させたものは芳香健胃の生薬として用いられてきました。生薬名は「莪朮」(ガジュツ)、根茎は「蓬莪朮」(ホウガジュツ)と呼ばれています。草丈は1〜1.5 mにもなる大型の植物で長い楕円形の葉を持ち、葉脈の主脈は赤紫色です。5月〜6月に漏斗状の淡黄色の花を咲かせます。(赤紫色の花のように見える部分は苞葉)同属のウコンよりも薬理作用に優れ、中国最古の本草書「神農本草経」には上品(じょうほん、無害で日常的に利用出来る植物)として記述されています。根茎にフラボン配糖体、樹脂、デンプンなどの他に1〜1.5%の精油(シネオール、クルクメノール、クルクマジオールなど)が含まれ、腹部膨満感や消化不良などに有用です。胃腸薬の原料やサプリメントなどに利用されています。自律神経のバランスを取り、身体を温めるので、女性の冷えや月経リズムを整えるためにも利用されています。ただし、通経作用があるので妊娠中の使用は避けます。
ハーブの使用部位:根茎 ハーブの成分:フラボン配糖体、樹脂、デンプン、精油 一般的なハーブに期待される作用:芳香性健胃、駆風、鎮痛、通経 ハーブティーの抽出時間:3〜5分 ハーブティーの味:清涼感のある香り、辛味と苦味
◆冷え、月経リズムを整える
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