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精油とハーブのプロフィール事典《カーネーション Carnation》
英名:Carnation カーネーションは、南ヨーロッパ、西アジアの地中海沿岸を原産とするナデシコ科の多年草です。別名をオランダナデシコ、ジャコウナデシコ(麝香撫子)とも呼ばれています。カーネーションの名前はラテン語で「肉」(野生種の花が肉色をしているため)を意味する言葉「カルニス」に、もしくはイギリスで冠を飾る花として使われたことから「コロネーション」(戴冠式)が語源だとも言われています。草丈は10〜30cmに成長し、4月〜6月に赤、ピンク、オレンジ、黄、白などの色の花を咲かせます。自然交配や品種改良によって花の色は多彩になっていますが、原種の花はピンクベージュ(肉色)で、クローブのようなスパイシーな香りがあり、英名では「Clove pink」と呼ばれています。歴史の古い植物で古代ギリシャの時代に栽培され、16世紀のイギリスで品種改良され、八重咲きや大輪種が出来上がりました。イスラム文化ではアラベスク(幾何学模様)のモチーフとして描かれ、重なったフリルのような花弁は可憐で美しく、いつの時代にも愛、純粋、忠実を象徴する花として愛されてきました。日本には江戸時代にオランダから渡来し、その当時は「アンジャベル」や「アンジャ」の名前で呼ばれていました。母の日にカーネーションを贈る習慣は20世紀のアメリカでアンナ・ジャーヴィスという女性が亡母のために教会で白いカーネーションを飾ったことが始まりです。アメリカでは5月の第2日曜日を「母の日」とし、母の日の習慣はその後の日本にも広がっていきました。かつてのヨーロッパでは花弁がワインの風味づけや砂糖漬けなどにされた歴史があり、花弁の食用品種があります。エディブルフラワーとしてのカーネーションは花の持つ甘い香りとさくさくとした食感、やや苦味があり、料理やデザートの飾りに使われています。 《カーネーション・アブソリュート》精油の作用 一般的な精油に期待される作用:抗うつ、抗不安、抗炎症、鎮静、高揚 心への作用:ネガティブな感情を取り除き、気分の高揚や幸福感をもたらします。物事への意欲を高め、前向きな気持ちにさせます。 ヒーリングの作用:感情、精神、霊性のバランスを取り、オーラ層に活力を与えます。 キーワード:魅力、陶酔、セクシャルヒーリング 相性の良い精油:クラリセージ、コリアンダー、ラベンダー、ジョンキル、イランイラン、グレープフルーツ、ローズ、パチュリー、ジャスミン
《カーネーション・アブソリュート》精油を使ったホームケアの方法 ◆天然香水、香油、練り香に
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