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精油とハーブのプロフィール事典《カブリューバ Cabreuva》
英名:Cabreuva カブリューバは、南アメリカ、ブラジル東部を原産とするマメ科の常緑高木です。パラグアイ、アルゼンチン、ブラジルなどに自生する熱帯植物で樹高は6〜12mに成長し、木材は非常に硬く、防腐性があり家具などに利用されています。原産地の民間療法では樹液は去痰薬として使われ、樹脂のチンキは、呼吸器疾患、膀胱炎、尿道炎などに利用されてきました。チンキには瘢痕形成作用があり、切り傷や傷跡に外用されてきました。カブリューバの木材チップ、樹皮、小枝からは水蒸気蒸留法で精油が得られます。精油の色はクリアな淡黄色で粘性があります。主成分はネロリドールで、温かみのあるウッディフローラルで軽いナッツ様の芳香があります。流通は少なく、一般的なアロマセラピーには利用されませんが、芳香スプレーや天然香水の保留剤に使われています。フローラル、スパイス、ウッド、樹脂、オリエンタル系の精油とよく合い、モディファイア(香りに変化をもたらす)としてブレンド全体を引き立てます。ホルモンバランスを整えて媚薬のように働き、女性の場合は月経前症候群や閉経期のトラブルに役立つとされています。エネルギーのレベルでは感情体を浄化して恐怖心や神経の緊張を和らげます。 《カブリューバ》精油の作用 一般的な精油に期待される作用:瘢痕形成、消毒、防腐、抗菌、去痰 心への作用:恐れの気持ちを和らげて、心に明るさと活力を与えます。 ヒーリングの作用:「頭のなかのおしゃべり」を止めて意識を中心に戻し、明晰さとグラウンディングの感覚をもたらします。 キーワード:バランス、センタリング、グラウンディング 相性の良い精油:ゼラニウム、イランイラン、クラリセージ、ラベンダー、ローズ、ミモザ、ジャスミン、シダーウッド、パロサント、クローブバッド
《カブリューバ》精油を使ったホームケアの方法 ◆天然香水、香油、練り香に
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