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精油とハーブのプロフィール事典《ダバナ Davana》
![]() 英名:Davana ダバナは、インドを原産とするキク科ヨモギ属の一年草です。芳香性植物で精油は香水の原料になるため、インドのマイソール地区やプネー地区で商業的に栽培されています。草丈は4カ月ほどで約60 cmに成長し、茎の下部は半木質で地上部は灰白色のビロードのような柔らかい毛に覆われ、茎先に淡黄色の小さな花を咲かせます。全草に芳香があり、フレッシュやドライの花、茎、葉はリースやブーケに使われてきました。産地のインドでは古来より薬用植物として細菌やウイルスによる感染症や傷の消毒、糖尿病の治療などに用いられてきました。穏やかな防虫作用もあるため乾燥植物は燻蒸剤としても利用されてきました。薬効に優れることから宗教上でも神聖な植物として花は祭壇やシヴァ神に捧げられてきました。ダバナの花(茎、葉)は収穫してから1週間ほど陰干しされ、その後に水蒸気蒸留法で精油が抽出されます。精油の主成分は、ダバノンと呼ばれるケトンおよびリナロール、ダバナエーテルなどです。精油は緑がかった濃いオレンジ色で、ラム酒やブドウのようなリッチで甘いフルーティ、わずかにウッディとバニラの香りがします。収油率が非常に低い希少精油で、一般的なアロマセラピー利用よりはブレンドして天然香水に使われることの多い精油です。市販の高級香水や化粧品原料、タバコのフレーバーなどにも使われています。属名の「Artemisia」が月の女神アルテミスを示すように女性の月経に伴う下腹部の痛みや痙攣、倦怠感、月経周期の乱れなど対して利用価値のある植物とされてきました。ダバナ精油の甘い香りはウッド、スパイス、樹脂、フローラル、柑橘系などの精油とよく調和し、心を安らかにして、うつや落ち込みから救い出し、不安を解消させて穏やかな眠りに誘います。
一般的な精油に期待される作用:抗菌、抗ウイルス、抗真菌、抗感染、創傷治癒、去痰、抗うつ、鎮静、ホルモンバランス調整 心への作用:不安、緊張、張り詰めた心をほどいてリラクゼーションをもたらします。 ヒーリングの作用:固定観念からの解放とヒーリングの感覚を促し、陰陽バランスとエナジーラインを整えます。 キーワード:女性性、セクシャルヒーリング、月の満ち欠け 相性の良い精油:ネロリ、ゼラニウム、シダーウッド、キャラウェイシード、コリアンダーシード、カモミールローマン、フランキンセンス、その他柑橘系精油など
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