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精油とハーブのプロフィール事典《ブッダウッド Buddha Wood》
![]() 英名:Buddha Wood ![]() ブッダウッドはオーストラリア原産のゴマノハグサ科の低木です。樹高は2〜6mほどですが、なかには10mになるものもあります。オーストラリアの固有種でニューサウスウェールズ州北部やクイーンズランド州に分布しています。別名をフォルスサンダルウッド(偽サンダルウッド)、サンダルボックス、ローズウッドベルボリーとも呼ばれています。属名のエレモフィラはラテン語で「砂漠の愛」を意味し、種小名のミッチェリは18世紀のオーストラリアで測量長官を務めたスコットランド人の探検家トーマス・ミッチェルに対する献名です。樹皮は灰色で剥がれやすく樹脂を含んでおり、光沢のある暗緑色の葉はちぎると芳香がします。9〜11月にかけて白〜クリーム色、淡いピンク色をした鐘型の香りの良い花を咲かせます。オーストラリア先住民族の間では抗炎症、抗菌、鎮痛作用のある伝統的な薬用植物として筋肉痛やリウマチ、傷の手当てなどに用いられ、焚いた小枝は精神を浄化する儀式に使われてきました。ブッダウッドの精油は木部から水蒸気蒸留法で抽出されます。ユニークな組成の精油で、主成分は環式セスキテルペンのエレモフィロン、2-ヒドロキシ-エレモフィロン、2-ヒドロキシ-2-ジヒドロキシ-エレモフィロンなどです。「フォルスサンダルウッド」(偽サンダルウッド)と呼ばれていますがサンダルウッド精油とは成分組成も香りも異なります。精油は粘性があり、深い琥珀色でウィスキーのようなトップノート、その後に甘さのあるスモーキーなウッディ調、土を想わせる豊かな深みが感じられます。芳香は男性的と表現され、男性用の香水に多く用いられ、媚薬としての側面もあります。心を落ち着かせ、内面の平和を呼び起こすので瞑想やマインドフルネスにふさわしい香りです。精油は非感作性で刺激はありませんが、国内での臨床は少ないため皮膚使用はパッチテストを行ってください。
一般的な精油に期待される作用:鎮静、抗菌、抗炎症 心への作用:心を落ち着かせ、安心感と精神安定を与え、感情面のバランスを整えます。 ヒーリングの作用:深い瞑想状態に導いて内側と外側のつながりを深め、オーラフィールドを保護します。特にヒーラーのための優れたグラウンディング精油として働きます。 キーワード:グラウンディング、瞑想、精神浄化、つながりの強化 相性の良い精油:サイプレス、フランキンセンス・ソマリア、ローズオットー、タンジェリン、レモンマートル、サンダルウッド、イランイラン、シダーウッド
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