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精油とハーブのプロフィール事典《ガージャン・バルサム Gurjun Balsam》
![]() 英名:Gurjun Balsam ![]() ガージャンは、東インド〜インドシナに自生するフタバガキ科の高木です。ガージュン、グルジュンとも表記されています。「コパイババルサム」と表記されることがありますが、コパイバとは異なる植物です。湿度の高い熱帯雨林に植生し、樹高は30〜45mほどで灰色〜暗褐色の樹皮は薄片状で縦に浅い裂け目があります。辺材は白色、心材は赤褐色で木材は軟らかく合板などに利用されています。ガージャンの樹脂(ガージャン・バルサム)は、地上90〜150cmほどの木の幹部に穴を開け、そこに溜まったものを採集します。現地では伝統的に潰瘍、白癬、皮膚感染症などの治療に用いられてきました。精油はこの樹脂から水蒸気蒸留法で抽出されます。精油の色はクリア〜淡黄色でセスキテルペン成分が多く含まれています。繊細で軽やかな、ナッツ様のやや甘いウッディバルサムの香りです。ゆっくりと香り始める温かみと深みのある香りは気持ちを引き上げ、不安や緊張をほどきます。アーユルヴェーダでは喘息、気管支炎、咳などの呼吸器系の症状やリウマチなどにも用いられてきました。アーユルヴェーダでは過剰になったカパとピッタを軽減し、ヴァータの不足を整えると考えられています。抗菌、抗真菌、抗炎症、創傷治癒、うっ血除去の作用があるため、皮膚の炎症や湿疹、傷の手当などにも役立てられてきました。海外ではスキンケアにも用いられていますが、国内での一般的なアロマセラピー利用は少なく、主に天然香水の保留剤として用いられ、様々なノートを調和させるのに役立てられています。
一般的な精油に期待される作用:抗菌、抗真菌、防腐、抗炎症、抗不安、鎮静、粘液溶解、創傷治癒 心への作用:心を温めて落ち着かせ、不安、怒り、緊張、落ち込みの感情を和らげます。 ヒーリングの作用:ヒーリングの場を安全に保護します。瞑想や変性意識に誘い、内なる対話を通じて悟りに至る道を作ります。 キーワード:深呼吸、悟り、インナーヒーラー 相性の良い精油:ベルガモット、フランキンセンス、ゼラニウム、ジャスミン、ラベンダー・トゥルー、ネロリ、パルマローザ、パチュリー、サンダルウッド、イランイラン、ピンクペッパー、グレープフルーツ
◆天然香水、練り香などに
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