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精油とハーブのプロフィール事典《コウヤマキ Japanese umbrella pine》
![]() 英名:Japanese umbrella pine、Kouyamaki ![]() コウヤマキは、日本原産のコウヤマキ科コウヤマキ属の高木の常緑針葉樹です。日本の固有種ですが、かつては北半球全域に植生していました。コウヤマキの名前は和歌山県の高野山に多く見られることから名づけられました。別名を「ホンマキ」と言い、属名の「Sciadopitys」は「傘」と「モミの木」に由来し、種小名の「verticillata 」は「輪生する」を意味しています。樹形は傘状に広がり、英名では「アンブレラパイン」と呼ばれています。樹高の大きいものは30m以上にもなり、若い樹皮は赤褐色、樹齢を重ねると灰褐色となります。針葉は2葉が合着し、先端は尖っていません。雄花と雌花があり、4〜5月に花を咲かせます。花後は球果となり、リースなどに用いられています。木材は硬く、樹脂成分を豊富に含んでいるので水に非常に強く、300年もの間水に浸かっていても腐らないほど丈夫です。そのため古墳時代には木棺に、その他にも船材や橋材などに利用されてきました。樹形の荘厳な美しさと不朽性によって原産地の高野山では神霊の宿る霊木とされ、仏花の代用に使われてきました。愛知県新城市の「甘泉寺」と宮城県大崎市の「祇却寺」の樹齢の長いコウヤマキは国の天然記念物に指定されています。コウヤマキ精油は葉と枝から水蒸気蒸留法で抽出されます。和精油の一つとして珍重され、森林浴を想わせる爽やかで深みのあるウッディグリーンの香りは心を落ち着かせ、リフレッシュとリラックスをもたらします。日本航空のファーストクラスのおもてなしで機内噴霧やおしぼりの香り付けにコウヤマキ精油が使われたことで話題になりました。
一般的な精油に期待される作用:抗菌、消臭、鎮静 心への作用:落ち着きと集中力をもたらします。気持ちをリフレッシュさせ精神の疲労感を和らげます。 ヒーリングの作用:心を内側に向け、五感を鋭くさせます。停滞している状況に活力を与えて不要なエネルギーのパターンを取り去ります。 キーワード:不朽、霊力、精神統一 相性の良い精油:ユズ、カボス、レモン、ライム、ローズマリー、パイン、スプルース、ファーニードル、フランキンセンス、マートル、ローズウッド、ジュニパーベリー 禁忌:肌使用は皮膚刺激の可能性があります。妊娠中、授乳中は使用を避けます。
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