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精油とハーブのプロフィール事典《ホーウッド Ho wood》
英名:Ho wood 画:マリアンヌ・ノース「Gate of the Temple of Kobe,Japan,and Wistaria」※左奥がホーウッド ホーウッドは中国、台湾を原産とする高さ30mにも成長するクスノキ科の高木です。日本、中国では「芳樟」(ほうしょう)、台湾では「臭樟」(しゅうしょう)と呼ばれています。クスノキ(楠)の変種で日本には昭和の初期に中国、台湾より香料の採れる木として入ってきました。芳樟の木はクスノキよりも幹や枝が細く、クスノキに多く含まれる樟脳(カンファー)成分が少ないのが特徴です。高く、広く成長する美しい樹形で日本の神社や仏閣ではご神木として植えられてきました。ホーウッド精油は樹皮と小枝から水蒸気蒸留で抽出され、葉から抽出されたものは「ホーリーフ精油」として区別されています。リナロール成分が大半で甘くフレッシュでウッディな香りのなかにほのかなフローラルが感じられます。使用上の安全性が高く、花、柑橘、樹脂、葉、樹木など、どの精油ともブレンドしやすい重宝な香りです。アロマセラピー界では比較的歴史の浅い精油の一つですが近年絶滅が危惧されているブラジル産のローズウッドの木から採れる精油と香りがよく似ているため「持続可能でかつ比較的安価な」精油としてアロマセラピー愛好家の間で注目を集めています。この代用を推奨したのは英国の生化学および臨床病理学博士、アロマセラピー研究家のマリア・リス・バルチンです。国産品は葉から抽出されるホーリーフ精油とともに心を落ち着かせる和精油の一つとして利用されています。リナロール成分の持つ高い鎮静作用で緊張やストレスを和らげ、心身のリラックスを促します。 《ホーウッド精油》の作用 一般的な精油に期待される作用:抗うつ、高揚、鎮静、抗菌、抗ウイルス、抗真菌、抗炎症、抗痙攣、鎮痛 心への作用:落ち込み、精神疲労、緊張感をなだめて、前向きな思考や明るい気分を呼び込みます。 ヒーリングの作用:変容に伴う不安や恐れの克服を助けます。自己否定や閉塞した感情を解き放ち、心をオープンにします。 キーワード:明るさ、回復、バランス 相性の良い精油:サイプレス、フランキンセンス・ソマリア、ローズオットー、タンジェリン、バジル、カユプテ、カモミール、ラベンダー、サンダルウッド、イランイランなど 《ホーウッド精油》を使ったホームケアの方法 ◆筋肉痛に ◆成熟肌のスキンケアに ◆元気がない、気持ちの落ち込みに
◆アロマテラピーとハーブの資格取得に関してはこちらのページをご覧ください。
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