英名：Japanese bay tree
学名：Machilus thunbergii（マチルス・ツンベルギ）
Persea thunbergii（ペルセア・ツンベルギ）
和名：タブノキ（椨の木、椨）
科名：クスノキ科
種類：常緑高木
樹高：約20〜30ｍ
原産地：日本、朝鮮、中国、台湾
タブノキ植物画：plantillustrations.org
タブノキ（タブ）は、日本、朝鮮半島、中国、台湾を原産とするクスノキ科タブノキ属の常緑高木です。別名をイヌグス、タマグス、ヤブニクケイとも呼ばれています。樹高は20〜30ｍに成長する大木で古くから樹齢信仰の対象とされてきた霊木の一つで、神社の鎮守の森や公園などにも見かけられ、万葉集にも詠われてきました。樹皮は暗褐色〜淡褐色で、4〜6月に新葉と小さな黄緑色の花を多数咲かせます。葉は革質で光沢があり、樹皮や枝葉には粘液が多く含まれています。樹皮を乾燥させて粉状にしたものは「タブ粉」（タブコ）と呼ばれるお香の原料となります。タブ粉は水で溶くと粘り気が出るのでお香の材料のつなぎ（粘結材）として使われてきました。香料とタブ粉の割合は4：6〜5：5程度が理想とされています。
《タブ粉》インセンスのプロフィール
「タブ粉」そのものにはほとんど香りはありませんがお香作りの際には香材とのつなぎに使われています。
基材の使用部位：樹皮
インセンスの作用：粘結 ※お香作りに用いる場合
匂い：わずかな樹皮の匂い
《タブ粉》インセンスの使い方
◆手作りインセンスに
香材料（白檀、乳香、沒薬など）とタブ粉に水を加えて練り上げ、成形した後に乾燥させます。
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