英名:Dream Herb、Calea ternifolia
学名:Calea ternifolia(カレア・テルニフォリア)
Calea zacatechichi (カレア・ザカテチチ)
和名:‐
科名:キク科
種類:常緑低木
樹高:約1〜1.5m
原産地:メキシコ、中央アメリカ
ドリームハーブ植物画:plantillustrations.org
ドリームハーブはメキシコ、中央アメリカ原産のキク科の常緑小低木です。別名をビターグラス、メキシカンカレアと呼ばれています。種小名の「Zacatechichi」はナワトル語の「苦い草」に由来しています。樹高は1〜1.5mほどで卵形の小さい葉をつけ、12輪ほどの白い花を咲かせます。乾燥させた葉と茎は原産地の先住民族の間では古くからの伝統的な薬草であり、儀式や占いに用いられてきました。成分にセスキテルペンラクトンを含み、健胃、解毒、鎮静、緩下などの作用があるとされ、現地の伝統療法では下痢、発熱、発疹、胃痛、頭痛などに利用されてきました。ティーには強烈な苦味があり、煙草の代用として喫煙にも使われてきました。多夢、多幸感、明晰夢(睡眠時の夢のなかで、これが夢であると自覚しながら見ている夢のこと)、透視能力などをもたらす植物として「ドリームハーブ」の名前もそれに由来しています。オアハカの先住民族はこの植物を枕の下に置いて占術の儀式に使いました。しかしながら、伝えられている効能に対する科学的な検証はなく、幻覚をもたらす危険性があるため、自己判断での使用は避けるべきハーブの一つです。
★注意★
ティーやサプリメントなどの経口摂取は腎臓への毒性の可能性があるため妊娠中、授乳中、子どもへの使用は避けます。その他にも副作用として吐き気、アレルギー反応、幻覚を起こす作用があるため自己判断での使用は避けます。海外では園芸植物以外の用途で乾燥ハーブを所持することが禁止されている国もあります。
《ドリームハーブ》インセンスのプロフィール
マヤ族の秘儀に使われてきた歴史があり、透視や幻視をもたらして内側もしくは神聖な存在からの答えを引き出すのに用いられてきました。国内では流通していないハーブで当事典では積極的な推奨はせずプロフィールのみ掲載しています。精神疾患およびその疾患の服薬中の使用は避けます。(睡眠障害や幻覚を起こす可能性があります)
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