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精油とハーブのプロフィール事典《タムシバ Willow-leafed magnolia》
英名:Willow-leafed magnolia タムシバは、日本原産のモクレン科の落葉小高木です。別名をカムシバと言い、名前の由来はこの葉を噛むとと甘味があること、もしくは葉にタムシのような白い斑点があることから名付けられ、それがタムシバになったと言われています。種小名の「salicifolia」は「ヤナギの葉」を意味し、ヤナギのように細長い葉をつけ、英名も「Willow-leafed magnolia」と呼ばれています。コブシに似ていることから「ニオイコブシ」とも呼ばれ、葉をちぎると良い芳香がします。葉に含まれる芳香成分はリモネン、リナロール、シトラール、サフロール、オイゲノールなどで産地によって異なります。コブシよりもやや低い樹高で、樹皮は灰褐色、4〜5月頃に白色の花を咲かせます。8〜9月に熟す果実は長楕円の拳のような形の集合果で、熟すと赤い種子が現れます。乾燥蕾は鎮痛、鎮静作用のある生薬「辛夷」(しんい)として副鼻腔炎、鼻炎、頭重、頭痛などに用いられ、漢方薬の葛根湯加川芎辛夷、辛夷清肺湯などに配合されています。(同モクレン科のコブシやシモクレンの乾燥蕾も辛夷と呼ばれています) 《タムシバ》ドライハーブのプロフィール ハーブの使用部位:花蕾 ハーブの成分:コクラウリン、リモネン、アサロン、サフロール、メチルオイゲノール、シトラール 一般的なハーブに期待される作用:鎮静、鎮痛、抗菌、排膿
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