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精油とハーブのプロフィール事典《ホワイトバーチ White Birch》
![]() 英名:White Birch ![]() ホワイトバーチは、北ヨーロッパ、アイスランド、北アジア、グリーンランドを原産とするカバノキ科の落葉高木です。別名をシルバーバーチ、和名をヨーロッパダケカンバ、ヨーロッパシラカンバと言い、日本のシラカンバはこの変種です。樹皮は灰白色で皮目があります。精油は樹皮、小枝、葉芽などから水蒸気蒸留によって抽出されます。色はクリア〜淡黄色で爽やかで甘いカンファーの香りがします。主成分はサリチル酸、サリチル酸メチル、ベツレノール、ベツレンなどで収れんや鎮痛の作用があり、伝統的に筋肉痛や関節炎のための軟膏やヘアケアなどに使われてきました。刺激が強いので皮膚塗布は必ずキャリアオイルや基材で低濃度に希釈する必要のある精油の一つです。同属のスイートバーチ精油(学名:Betula lenta)に比べると流通の少ない精油ですが、心と体に活力を与える「トニック」として働き、意識を明晰にして他者からの影響を断ち切り、自身のエネルギーを中心に戻すのに役立ちます。
一般的な精油に期待される作用:防腐、利尿、虫除け、鎮痛、消毒、収れん、強壮、殺菌、刺激、抗うつ、抗炎症、血行促進 心への作用:心に刺激と活力を与え、意識を高揚させます。 ヒーリングの作用:エネルギーを蘇らせ、内なる力の感覚を呼び覚まします。 キーワード:トニック、内なる力、センタリング 相性の良い精油:バジル、ブラックペッパー、スプルース、シダーウッド、ヒノキ、パイン、カモミールジャーマン、フランキンセンス、レモン、カルダモン、タジェット、オレンジスイート、カユプテ、タイム、ラベンダー・トゥルー、レモングラス、ベルガモット、サンダルウッド、ローズマリー、ベンゾイン、マジョラムなど 禁忌:子どもの手の届かない所に保管します。妊娠中、授乳中、敏感肌、既往症のある方は使用を避けます。ごく低濃度(1%未満)に希釈してから使用します。耳のなかや粘膜部への使用は避けます。肌使用の際は使用前に必ずパッチテストを行います。
◆関節のこわばり、筋肉痛のケアに ◆ヘアケアに
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