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精油とハーブのプロフィール事典《ババス Babassu》
![]() 英名:Babassu ![]() ババスは、南米のアマゾン熱帯雨林地方を原産とするヤシ科の高木です。ゆっくりと成長する植物で直立した幹は最大で20mにもなるものもあります。雌雄同株で樹の頂端には羽状の厚い葉を付け、果実は6cmほどの卵形で花序ごとに800〜1000個ほどの果実が収穫できます。仁(種子)には油分が60〜70%と豊富に含まれ、仁を粉砕、低温圧搾することでババスオイルが得られます。ババスの木はブラジルでは商業的に栽培され、オイルは洗剤、医薬品、スキンケア用品などの原料に、外果皮は燃料に、中果皮は工業用デンプンなどに利用されています。葉はバスケットなどの手工芸品に利用されています。ババスオイルはココナッツオイルと同じく常温では固体、20〜30℃でクリーム状〜液体になります。オイルの組成もココナッツオイルによく似ており、抗炎症作用のあるラウリン酸が45%、その他にミリスチン酸やビタミンEが含まれ、ボディバター、クリーム、リップなどに利用されています。泡立ちが良いので石鹸の材料にも適しています。質感はココナッツオイルに比べると軽く、肌を保湿し、皮膚を柔らかく保ちます。抗炎症、抗菌の作用があるため、現地ではすり傷やひび割れ、虫刺されなどのケアに利用されています。アロマセラピーの基材としては一般的ではなく、国内では流通が少ないため、皮膚塗布の際には必ずパッチテストを行ってください。
ババスオイルは仁から低温圧搾法で抽出されます。保存は冷暗所で使用期限は約2年間です。 基材の成分:ラウリン酸(45%)、ミリスチン酸、ビタミンE 一般的な基材に期待される作用:抗炎症、抗菌、保湿、皮膚軟化 匂い:わずかにクルミのような香り
◆手作り石鹸の材料に
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