英名:Broom
学名:Cytisus scoparius(キティシス・スコパリウス)
和名:エニシダ(金雀枝、金雀花、金雀児)
科名:マメ科
種類:低木
樹高:約1〜3m
原産地:ヨーロッパ中西部
ブルーム植物画:Wikipedia
ブルームは、ヨーロッパ中西部原産のマメ科エニシダ属の低木です。和名のエニシダは、かつての属名である「Genista」に由来しています。種小名はラテン語の「箒」を意味しており、英名でも「ブルーム(箒)」と呼ばれています。名前のようにヨーロッパではエニシダや近縁種のハリエニシダの枝を束ねて箒を作ります。俗に言う魔女が空を飛ぶための道具となる箒は、この植物の枝で作られると言われてきました。樹高は1〜3mに成長し、枝は枝垂れて広がり、5月〜6月にかけて蝶々のような形の黄色や白色の花を多数咲かせます。有用部は地上部で、強心、利尿、子宮収縮などの作用があるとされています。ヨーロッパの歴史のなかでは出血性疾患、浮腫、月経過多、出産後の出血などに使われてきましたが国内では薬機法により食品としての流通はありません。
《ブルーム》ドライハーブのプロフィール
ハーブの使用部位:地上部
ハーブの成分:アルカロイド(スパルテイン)、チラミン、ゲニステイン
注意:日本では薬機法により医薬品原料になるため食品としての利用は出来ません。民間利用は避けるべきハーブの一つです。

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