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精油とハーブのプロフィール事典《ユーカリ・マルギナータ(ジャラ)Jarrah》
英名:Jarrah ユーカリ・マルギナータは、西オーストラリア原産のフトモモ科の高木です。一般に「ジャラ」(ジャラノキ、ジャラツリー)と呼ばれています。鉄鉱石のある土壌で生育し、樹皮は灰褐色で粗く、6月〜翌1月にかけて、芳香のある白い花を咲かせます。花は蜜源植物として蜂、鳥、有袋類たちを引き寄せます。種小名の「marginata」はラテン語の「縁取りがある」を意味し、葉の縁が厚いことに由来しています。ジャラノキには「リグノチューバー」(芽を出して再生するための根冠の木質の腫れ)があり、森林火災の後でも再び芽を出すことができます。西オーストラリア南西部の固有種として古い時代から森を形成し、鳥や有袋類の貴重な生息地となっています。木材は「スワンリバーマホガニー」と呼ばれる緻密な材となり、家具や床材、枕木などに利用されています。葉や樹皮は現地での伝統療法で熱、風邪、頭痛、皮膚疾患、蛇による噛み傷などに使われてきました。ジャラの花からは濃厚な味の蜂蜜が採れ、ジャラハニーと呼ばれています。ジャラの花は2〜3年に一度しか咲かないため、ジャラハニーの価格はやや高価です。蜂蜜の色は褐色で抗菌作用に優れており、抗菌作用は一般に「トータル・アクティビティー(TA)」の単位(消毒液として使われるフェノール液と比較した抗菌性の数値)で表されています。マヌカハニーの「MGO」と同じように数値が大きいほど抗菌性は高くなります。
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