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精油とハーブのプロフィール事典《プリックリーペア Prickly pear》
![]() 英名:Prickly pear ![]() プリックリーペアは、メキシコ原産のサボテン科オプンティア属の多肉植物です。学名の「オプンティア・フィクス・インディカ」の名前でも知られています。岩の多い乾燥地帯に植生し、カクタスペア、バーバリーフィグなどの別名があります。ウチワサボテンの1種で5mにも成長することから国内では「大型宝剣」(おおがたほうけん)と呼ばれています。北半球では春から初夏にかけて黄色い花を咲かせ、夏から晩秋にかけて黄色い果実がなり、赤紫色に熟します。果実は梨やリンゴのような風味があり、棘を除いたものは野菜として食用されています。味はサクサクとして苦味がなく、揚げ物、炒め物、サラダ、スープ、ジャムなどの料理に利用されています。種子からは「プリックリーシードオイル」(ウチワサボテンオイル)が抽出されます。種子に含まれる油分は約5%と少ないため、1リットルのオイル抽出には1トンの果実が必要です。そのためプリックリーシードオイルは比較的高価です。プリックリーペアシードオイルは種子から低温圧搾で抽出されます。アロマセラピー基材としての利用は少ないですが、スキンケアや化粧品などに利用されています。オイルは淡い黄緑色でやや粘性のある液体で単体でも使用できますが、マッサージ用にはスイートアーモンド、マカダミア、サンフラワー、ホホバ、分留ココナッツ、セサミなどの一般的なキャリアオイルとブレンドした方が使いやすいオイルです。その場合の割合は一般的なキャリアオイルとプリックリーペアシードオイル8:2が理想的です。乾燥肌、成熟肌のセラムやヘアケア、ネイルケアにも適しています。保管は冷蔵庫で1〜2年以内、国内ではレアオイルのため、特に敏感肌の方は使用前に必ずパッチテストを行ってください。
基材の使用部位:種子 基材の成分:リノール酸(オメガ6)、パルミチン酸、オレイン酸、ステアリン酸、ビタミンA、E、K、抗酸化物質、脂肪酸、植物ステロール、ポリフェノールなど 一般的な基材に期待される作用:(外用)保湿、皮膚軟化 匂い:わずかな酸味とフルーティの香り
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