|
精油とハーブのプロフィール事典《ミツバ Japanese parsley》
![]() 英名:Japanese parsley、Japanese hornwort ![]() ミツバは、日本原産のセリ科ミツバ属の多年草です。朝鮮半島、中国、サハリンにも分布し、林の日陰や湿地に植生しています。ミツバの名前は1本の茎に葉が3枚つくことに由来しています。6月〜8月に白い小さな花を咲かせ、花後に楕円形の果実をつけます。草全体に爽やかな芳香がある伝統的な和ハーブの一つで、葉と茎は香味野菜として食用されています。大半が水耕栽培で「糸ミツバ」と呼ばれる根にスポンジのついたものは通年市販されています。「切りミツバ」と呼ばれるものは、茎を白くするために光を当てずに育てられており、茎がやや太めで、根元で切られて出荷されます。畑で育てたものは「根ミツバ」と呼ばれる野生種に近いもので香り、歯触り、風味が強いのが特徴です。いずれも主に日本料理で利用され、お吸い物、お浸し、卵とじ、雑煮、茶わん蒸しなどには欠かせない香味野菜です。生葉にはビタミンC、β-カロテン、カリウム、カルシウム、鉄が含まれ、疲労の回復や貧血の予防に役立ちます。ミツバ特有の芳香はβ-ミルセン、β-ピネンなどのモノテルペン成分で神経鎮静、食欲増進、消化促進に良いとされています。民間療法では生薬名を「鴨児芹(オウジキン)」と言い、消炎、解毒の作用があるとされ、煎じ液やチンキが二日酔い、腫れ物などに用いられてきました。
ハーブの使用部位:茎、葉
◆料理に
◆アロマテラピーとハーブの資格取得に関してはこちらのページをご覧ください。
|
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
2012-2025 Copyright (C) Holistic Aroma Academy, all rights reserved.
|