英名：Four o'clock、Marvel of Peru
学名：Mirabilis jalapa（ミラビリス・ヤラパ）
和名：オシロイバナ（白粉花、白粧花）
科名：オシロイバナ科
種類：多年草もしくは一年草
草丈：10〜40cm
原産地：南アメリカ
オシロイバナ植物画：plantillustrations.org
オシロイバナは、南アメリカ原産のオシロイバナ科の多年草もしくは一年草です。属名の「Mirabilis」はラテン語の「不思議な」を、種小名の「jalapa 」は、原産国であるメキシコの町の名前に由来しています。１本の植物から赤、ピンク、紫、黄、白、絞り模様などの異なる色の花（花に見えるのは実際には、がく）が咲くことから英名は「Marvel of Peru」（ペルーの不思議）と呼ばれています。日本には江戸時代に渡来し、黒い種のなかにある白い粉状の胚乳から本草学者の貝原益軒によって「オシロイバナ」と名づけられました。夕方から花が咲くので別名「ユウゲショウ」（夕化粧）と呼ばれ、淡く甘い香りで昆虫を引き寄せます。かつては根が「紫茉莉根」（しまつりこん）の名前の生薬として用いられたことがあったようですが、現在は利用されていません。オシロイバナの使い方としてビニール袋のなかに水と生花を入れ、外側からよくもむと「色水」が出来上がり、幼児の楽しい遊びになります。ただし、全草に毒性があるため、触れた後は手をよく洗い、誤食は嘔吐、腹痛、下痢などを引き起こすので注意します。
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