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精油とハーブのプロフィール事典《イカリソウ Bishop’s hat》
英名:Bishop’s hat、Barrenwort イカリソウは、日本原産のメギ科イカリソウ属の落葉多年草です。森林に植生し、茎先は3本に分かれ、それぞれに3枚の葉がつくことから別名「三枝九葉草」(サンシクヨウソウ)と呼ばれています。英名のビショップズハットは、花がカトリック教会の司教(ビショップ)が被るビレッタ帽に似ていることに由来しています。葉は紙質で、春に淡紫色の花を咲かせます。「イカリソウ」の名前は花の形が船の錨に似ていることから名づけられました。中国名の「淫羊藿」(いんようかく)は、本来は中国原産の同属植物「ホザキノイカリソウ」(学名:Epimedium sagittatum、花は黄色)の生薬名ですが日本のイカリソウも同名で呼ばれています。「淫羊」とは発情した羊の意味で、この植物に強精作用があることに因んでいます。有用部は地上部で6〜7月に採取して乾燥させます。苦みが強く飲みにくい薬草ですが、強壮、強精の作用があり、精力減退、男女の不妊、神経衰弱などに利用されてきました。砂糖を加えてホワイトリカーに浸けた薬用酒は強壮作用のある「仙霊脾酒」(せんれいひしゅ)として知られています。 《イカリソウ》ドライハーブのプロフィール ハーブの使用部位:地上部 ハーブの成分:エピメジン、イカリイン、マグノフリン、リグナン 一般的なハーブに期待される作用:強壮、強精 ハーブティーの味:強い苦み
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