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精油とハーブのプロフィール事典《アカヤジオウ(地黄)Rehmannia Root》
英名:Rehmannia Root アカヤジオウ(赤矢地黄)は、中国原産のゴマノハグサ科もしくはハマウツボ科の多年草です。日本には奈良時代に薬用植物として伝来し、根を乾燥させたものは生薬名「地黄」(ジオウ)として知られています。日本薬局方にも収載され、補血、強壮の作用があり、虚弱体質、貧血、血行不良、尿路疾患、皮膚疾患などに対して薬湯や薬酒で用いられてきました。漢方薬の「八味地黄丸」(はちみじおうがん)や「四物湯」(しもつとう)などにも配合されています。種小名の「glutinosa」は「粘りけのある」を意味し、全草に柔らかい白色の毛が生えています。茎は直立し、4月から6月にかけて淡紅紫色の唇の形をした筒状の花を咲せます。有用部は根で陰干ししたものを「生地黄」(しょうじおう)、生地黄を天日干したものを「乾地黄」(かんじおう)、生地黄を酒で蒸したもの「熟地黄」(じゅくじおう)と呼んでいます。通常、地黄と呼ばれているのは「乾地黄」です。乾地黄は黒褐色で特異な匂いがあります。なお、化粧品の世界では根のエタノール抽出物に血流促進作用があるとして「ジオウ根エキス」の名前でスキンケアやヘアケア製品に利用されています。 《アカヤジオウ》プロフィール 使用部位:根 成分:イリドイド配糖体のカタルポール、レマニオシド類 一般的に期待される作用:止瀉、緩下、利尿
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