英名:Santolina、Cotton lavender
学名:Santolina Chamaecyparissus(サントリナ・カマエキパリッサス)
和名:ワタスギギク(綿杉菊)
科名:キク科
種類:小低木
樹高:約60〜100cm
原産地:地中海沿岸
サントリナ植物画:plantillustrations.org
サントリナ(サントリーナ)は、地中海沿岸地方を原産とするキク科の常緑小低木です。耐寒性があり、植物の姿が美しいのでガーデンハーブとして人気があります。和名の「綿杉菊」(わたすぎぎく)は葉が杉の葉に似ていることから名づけられました。英名で「コットンラベンダー」と呼ばれていますが、これは葉の様子がラベンダーに似ているためでラベンダーとは異なる植物です。葉茎は白色の綿毛で覆われ、灰緑色の葉には菊やヨモギを想わせるスパイシーハーバルの香りがあります。6〜9月にボタン形の可憐な黄色い頭花を咲かせます。芳香成分には虫除けの作用があり、主にポプリ、ドライフラワー、防虫サシェなどに利用されています。サントリナは地中海沿岸の民間療法では薬用植物として利用されてきました。現地では葉と花に鎮痛、防腐、鎮痙、殺菌、通経促進、抗菌、消化促進、駆虫、癒傷などの作用があるとされています。なお、流通は少ないですがサントリナの花からは水蒸気蒸留法で精油が抽出されます。精油の色はクリア〜淡黄色でスパイシーハーバルの香りがします。鎮痛、抗炎症の作用があるとして軽い火傷、擦り傷、虫刺されなどに利用されています。精神面では心をリフレッシュさせ、刺激を与えて精神的なブロックを解放し、感情と思考に明晰さをもたらします。
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