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精油とハーブのプロフィール事典《タラヨウ Tarajo holly》
英名:Tarajo holly、Kuding タラヨウは、日本、中国原産のモチノキ科の常緑高木です。「タラヨウ」(多羅葉)の名前はヤシ科の「多羅樹」(たらじゅ、学名: Corypha utan)に因んでいます。多羅樹は、葉の裏に尖ったもので文字を書くと文字が黒く見えるので古代インドでは経文を書くのに使われてきました。タラヨウの葉も同じように葉に文字を書くことが出来、そのことから「葉書の木」(「葉書」の言葉がこの植物から来ていると言われています)その他にも、この葉を火であぶると模様が浮き上がり、それが吉凶の占いに使われてきました。葉は20cmほどの肉厚の楕円形で、4〜5月に目立たない淡い黄緑色の小さな花をつけ、秋に赤い実となります。タラヨウの中国名は「苦丁」で、葉のティーは「苦丁茶」(くうていちゃ/くちょうちゃ)と呼ばれるカフェインフリーの茶外茶です。「苦丁」は、ティーの苦味と、乾燥葉を「こより」のように捻じった様子が「丁」の字のように見えることに由来し「一番茶」とも呼ばれています。製品の質によって「特級」「一級」「二級」「三級」の等級があり、等級の高いものは爽やかな苦味の後にほのかな甘さが感じられますが等級の低いものは苦味のみが残ります。ティーは80〜90℃の熱湯1リットルに対して苦丁茶1本が目安です。水で淹れる時は同量の水に茶葉を入れ、一晩置いたものを冷やします。苦味成分はトリテルペンとサポニンで消炎、去痰、解熱、解毒、利尿などの作用があり、身体の熱を冷ます「寒性」のお茶として夏の時期や身体に熱がある時に飲まれてきました。効果を期待する場合は一日3回、食前に飲みます。そのため、身体が冷えやすい人、寒気がする時、胃弱、虚弱体質、妊娠中、産後などは控えた方が良いお茶の一つです。 《タラヨウ/苦丁茶》ドライハーブのプロフィール ハーブの使用部位:葉 ハーブの成分:トリテルペン(ウルソール酸、タラキセロール)、サポニン、β-シトステロール、クロロゲン酸 一般的なハーブに期待される作用:消炎、去痰、解熱、解毒、利尿 ハーブティーブレンド:単体で飲むことが多い。苦い味ですが出来れば甘みは入れないほうが望ましい。 ハーブティーの抽出時間:1〜2分 ※煎じると苦みが強くなります。 ハーブティーの味:さっぱりとした強い苦み、後口にほのかな甘み 《タラヨウ/苦丁茶》ドライハーブの使い方 ◆熱がある時に
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