英名：Field marigold
学名：Calendula arvensis（カレンドゥラ・アルベンシス）
和名：ヒメキンセンカ（姫金盞花）
科名：キク科
種類：一年草（または二年草）
草丈：約10〜30m
原産地：ヨーロッパ中南部

フィールドマリーゴールドは、和名を「ヒメキンセンカ」「ホンキンセンカ」と呼ばれるヨーロッパ中南部原産の宿根性一年草（または二年草）です。属名の「Calendula 」は、「カレンダー（暦）」を、種小名の「arvensis」は「野に育つ」を意味しています。ヒメキンセンカの名前のように同属のカレンデュラ（トウキンセンカ、ポットマリーゴールド、学名：Calendula officinalis）に比べると草丈が小さいのが特徴です。多くの枝分かれした茎を持ち、直立した茎先に鮮やかな黄色の頭花を咲かせ、花の様子は「金の盃（盞）」に例えられています。世界中に帰化している丈夫な植物で、日本では農地や道端などに見られ、ガーデンハーブとしても植えられています。11月〜翌年の5月にかけて長期に花を咲かせることから、一般に「冬知らず」と呼ばれています。フィールドマリーゴールにはカレンデュラ（Calendula officinalis) と同様の作用があり、ハーブ療法ではカレンデュラと同じように使うことが出来ます。有用部は花と葉で、葉にはビタミンやミネラルが豊富に含まれ、ダンデライオンリーフの特性によく似ています。乾燥花はカレンデュラと同じく皮膚の問題に対する効能に優れています。ホメオパシーでは葉、花、蕾から作られたレメディが傷の治りの促進するために使用されています。

《フィールドマリーゴールド》ドライハーブのプロフィール

ハーブの使用部位：花

ハーブの成分：カロチノイド、サポニン、タラキサステロール、フラボノイド、苦味質、多糖類

一般的なハーブに期待される作用：皮膚・粘膜の修復、消炎、抗菌、抗真菌、抗ウイルス、エストロゲン様

禁忌：妊娠中の使用を避けます。キク科アレルギーの方は注意します。

ハーブティーブレンド：何にでもよく合い、日常使いのハーブとして重宝です。

ハーブティーの浸出時間：3分

ハーブティーの味：軽い苦味のある野草風の味わい。

《カレンデュラ/マリーゴールド》ドライハーブの使い方

◆生理痛、胃痛のケアに
　シングルもしくはブレンドし、ハーブティーにして飲みます。

◆すり傷、手荒れのケアに
　浸出油をそのまま皮膚に塗布するか、浸出油を加えた蜜蝋バームを塗布します。

◆皮膚のトラブル、月経不順、花粉症のケアに
　ハーブバス、ハーブスチームに加えます。

◆目の疲れ、目の周りの炎症に
　浸出液で湿布を行います。

◆スキンケアに
　浸出液をローションやパックにします。

◆風邪の予防に
　浸出液でうがいを行います。

◆手練り石鹸、MPソープに
　材料に加えます。※石鹸に加えてもオレンジ色はそのまま、変色しません。

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