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精油とハーブのプロフィール事典《ヤラッパ Jalapa》
![]() 英名:Jalapa、High John The Conqueror ヤラッパは、メキシコのアンデス山脈原産のヒルガオ科サツマイモ属のつる性多年草です。全長4〜5mに成長し、葉はハート型でトランペット状の赤紫色の花を咲かせます。有用部は秋に収穫される根部分で外側は黒く、中は乳白色で樹脂を含んでいます。土の香りと不快な味を持ち、原産地の伝統療法では強力な下剤や催淫剤として使われ、アステカ人は根のエキスを毒蛇除けに用いていました。16世紀に薬用植物としてヨーロッパに伝わりましたが現代では薬用よりも主に魔術やインセンスに利用されています。ヤラッパの根は「ハイ・ジョン」、「ハイ・ジョン・ザ・コンカラー・ルート」、「フードゥー・ルート」などの名前で呼ばれており、これらはアメリカの奴隷制度時代におけるアフリカ系アメリカ人の民俗精霊ジョン・ザ・コンケラー(征服者ハイ・ジョン)の民話伝承に由来しています。フードゥー(Hoodoo)とはアフリカ系アメリカ人にとっての精神的な信念体系で、ヤラッパの根は彼らの伝統的なお守りである「モジョ・バッグ」の材料に使われてきました。乾燥させた根は黒く、しわが寄っており、麝香やタバコを想わせる特有の香りがします。魔術では丸ごとの根を乾燥させたものをこすって呪文を唱え、守護、勝利、力の源、金運、愛、幸運などを願って身に付けたり、家の中の秘密の場所に保管してきました。香材としてのヤラッパの根は魔法的な特性によって瞑想、リーディング、儀式などに使用されてきました。香煙は独特の香りを持ち、サイキック能力を高めて直観力や洞察力を促進し、第三の目を開かせるのに役立ちます。ネガティブなエネルギーからの保護を行い、人生の困難を乗り越え、問題解決のための創造的な方法を見つけるのを助けます。
インセンスの使用部位:根
◆薫香材、お香に ◆モジョバッグに ◆手作りインセンスに
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