英名:Petitgrain
学名:Citrus aurantium(キトルゥス・アウランティウム)
和名:ダイダイ(橙)
科名:ミカン科
種類:常緑高木
樹高:約10〜20m
原産地:インド
精油の抽出部位:葉
精油の抽出方法:水蒸気蒸留法
精油の香りのイメージ:爽やかな柑橘系とグリーン調の香り
香りのノート:ミドル
ブレンドファクター:4
精油の成分例:(プチグレイン・ビガラーデ)
【エステル】酢酸リナリル(40〜55%)
【モノテルペンアルコール】リナロール(20〜30%)
【モノテルペンアルコール】α-テルピネオール(2〜10%)
【エステル】酢酸ゲラニル(5%)
【エステル】アンスラニル酸ジメチル(微量)
【モノテルペン炭化水素】β-ミルセン(〜5%)
【モノテルペン炭化水素】リモネン(〜1%)
【モノテルペン炭化水素】β-オシメン(〜5%)
【モノテルペン炭化水素】β-ピネン(〜10%)
【セスキテルペン炭化水素】β-カリオフィレン(〜5%)
ビターオレンジ植物画:Wikipedia
ビターオレンジの葉から抽出される精油です。植物学名Citrus aurantium=ビターオレンジの花からはネロリ精油、果皮からはビターオレンジ精油、葉からはプチグレイン精油の3種類の精油がそれぞれ得られます。プチグレインの名は「小さな粒」という意味に由来しますが、これは昔は未熟な果実から抽出していたためです。ビターオレンジ以外の柑橘系植物であるマンダリン、スイートオレンジ、レモン、ベルガモットなどの葉から抽出したものもプチグレイン精油と呼ばれることがあるようです。他柑橘系の葉精油と区分するために、特にビターオレンジ(Citrus aurantium)の葉から抽出されたものを「プチグレイン・ビガラーデ」と呼ぶことがあります。香りはネロリ精油をグリーン調にした印象で、高価なネロリ精油の代用にもなります。オーデコロンや石鹸作りに好まれる香りです。
《プチグレイン精油》の作用
一般的な精油に期待される作用:抗うつ、抗不安、鎮静、鎮痙、デオドラント、消化促進、健胃、抗菌、自律神経調整
心への作用:精神的な疲労を取り去り、心をリフレッシュさせ清々しく保ちます。軽やかでくつろいだ楽しい気持ちにさせます。怒りやパニックを鎮静させ、落ち込んだ心に自信をもたらします。
ヒーリングの作用:素直で聡明な思考をもたらします。物事を軽やかに楽しめるようにします。光の雫のようなエネルギーを持ち、思春期に受けた傷の修復を行います。さらに遡って子ども時代の出来ごと、インナーチャイルドを癒します。
キーワード:軽やかさ、素直さ、調和
相性の良い精油:ほとんどの精油とよく合いますが、特に柑橘、花、ハーブ、樹木と相性が良く、ブレンドに爽やかさと深みを与えます。
《プチグレイン精油》を使ったホームケアの方法
◆精神疲労、不眠、ストレスに
キャリアオイルに希釈してオイルマッサージを行うか、アロマバスに加えます。
◆うつ気味、自律神経をバランスする
芳香浴を行うか、アロマペンダントのブレンドに加えます。
◆動悸、心臓の強壮に
キャリアオイルに希釈して軽い塗布を行います。※事前に医師に相談してください。
◆デオドラントに
コロンやボディスプレーに加えます。
◆オイリー肌、ニキビ肌に
石鹸、ローション、クレイパック等に加えてスキンケアを行います。
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