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精油とハーブのプロフィール事典《アカシア・アラビカ Acacia arabica》
![]() 英名:Arabica arabica、Egyptian Mimosa アカシア・アラビカは、アフリカ、中東、インド亜大陸原産のマメ科の小高木です。別名をバブール(樹脂はバブール・ゴンド)、エジプシャンミモザとも呼ばれています。和名の「アラビアガムモドキ」は同マメ科の「アラビアゴムノキ」(学名:Acacia senegal)と外観が似ているけれども異なる植物として名づけられました。観賞用としても植栽される小さな棘のある木で、樹皮は暗褐色〜灰色、樹皮の亀裂からは赤みを帯びた樹液がしみ出しています。緑色の葉は羽状複葉で春に咲く球状の黄色の花には良い芳香があり、鳥や蜜蜂を引き寄せます。果実は平らで、熟すと暗褐色になるさやには種子が入っています。伝統療法においては抗菌、抗炎症の作用があるとされ、葉、樹皮、枝などの植物全体が薬用されてきました。アーユルヴェーダでは強い収斂作用と駆虫作用のある植物として止血、傷、潰瘍、腸内寄生虫および下痢などの手当てに用いられてきた歴史があります。樹液を乾燥させた樹脂は黄色〜茶色で、化粧品、歯磨き剤、香料、増粘剤などに利用されています。
アラビア・アカシアの樹脂はアラビアガムと同じくインセンスとして利用することが出来ますが、香りが薄いため主に手作りインセンスで他の香材とのつなぎ(接着剤)に利用されています。香炉で焚くと軽やかな木の香りが漂い、場のエネルギーをクリアにしてグラウンディングや祝福をもたらします。
◆薫香材、お香に
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