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精油とハーブのプロフィール事典《ロッジポール・パイン Lodgepole pine》
英名:Lodgepole pine、Contorta pine ロッジポールパインは、北アメリカ西部の沿岸部に自生するマツ科の針葉樹です。ロッジポールとは「小屋柱」の意味で、ネイティブアメリカンがこの木材を小屋の柱に用いていたことに由来しています。カナダのアルバータ州の州木で別名をコントルタ・パイン、ツイステッドパイン(ねじれた松)、ショアパイン(海岸松)とも呼ばれています。種小名の「コントルタ」は「捻じれた」を意味する言葉で、この木の枝が複雑に捻じれている様子に因んでいます。最大樹齢は400年と言われており、低木には枝の捻じれが見られます。樹皮は暗褐色〜赤褐色、針葉は2本の束になっており、若い芽や葉には多くの樹脂成分が含まれています。球果はしばしば森林火災によって開かれ、種子が放出されます。北米先住民族の伝統療法では樹脂を喉の痛みのために噛んだり、傷や感染症などの手当てに用いられてきました。(※樹脂の外用は皮膚炎を引き起こす可能性があるため注意)樹脂は幹を叩いて採集され、樹脂を水蒸気蒸留したものはテレビン油として医薬品、溶剤、ワニスなどに使われてきました。ロッジポールパインの樹脂は現在「マヤ・コーパル」と呼ばれるもののひとつで、古代マヤ文明では大地の神が生命の樹からこの樹脂を抽出し、贈り物として人間に与えたと考えられてきました。中央アメリカでは11月に行われる「死者の日」に、魂がふるさとへ戻って来られるようにお香として焚かれています。香煙は霊的成長を促進し、創造性とイマジネーションを刺激します。 《ロッジポールパイン》インセンスのプロフィール インセンスの使用部位:樹脂 《ロッジポール・パイン》インセンスの使い方 ◆薫香材、お香に
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