英名:Black copal
学名:Protium Grandifolium(プロティウム・グランディフォリウム)
和名:ブラックコーパル
科名:カンラン科
種類:低木もしくは高木
樹高:9〜20m
原産地:中南米
カンラン科植物画:plantillustrations.org
ブラックコーパルは、中南米原産のカンラン科プロティウム属の「Protium Grandifolium」の樹皮から得られる黒色の樹脂です。ゆっくりと成長する常緑樹で樹高20mになるものもあります。熱帯雨林に自生する野生種ですが観賞用としても育てられ、葉には光沢があり、小さな白い花を房状に咲かせます。樹皮や樹脂は現地の伝統療法で抗真菌、抗炎症などの作用のある薬用植物として利用されてきました。コーパルの樹脂は中南米の先住民文化にとって神聖な香料であり、メキシコの教会では通年焚かれています。特に11月に行われる「死者の日」には各家庭でも焚かれ、死者の魂がふるさとへ戻るのを助けると考えられてきました。マヤ文明の『知恵の書』によれば、コーパルは大地の神によって生命の樹から取り出され、人間たちに贈り物として与えられたと考えられてきました。樹脂は現地の人々によって熱帯雨林の植生を損なうことのない持続可能な方法で採集されています。樹脂は樹皮の下で5年間熟成させ、採集後の3年間は樹の保全のために採集を行いません。「ネグロ・コーパル」とも呼ばれているこの樹脂は含まれる成分によって暗色となります。香煙はやや土っぽさがあり、フローラルな甘さとウッディの香りが含まれています。香煙は場の浄化やネガティブな思考を払拭し、複雑かつ精妙な香りは呼吸を深くさせて、不安を取り去り、グラウンディングと霊的な成長を促します。
《ブラックコーパル》インセンスのプロフィール
インセンスの使用部位:樹脂
一般的なインセンスに期待される作用:霊的成長、浄化、グラウンディング
インセンスとしての香りのイメージ:土っぽさのあるフローラル、ウッディの香り
《ブラックコーパル》インセンスの使い方
◆薫香材、お香に
専用香炉にチャコールを入れて焚きます。
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