|
精油とハーブのプロフィール事典《フランキンセンス・フレレアナ(ボスウェリア・フレレアナ)Frankincense Frereana》
英名:Frankincense Frereana フランキンセンス・フレレアナ(ボスウェリア・フレレアナ)は、北東アフリカ、ソマリア原産の小型の常緑樹です。種小名のフレレアナはボンベイ評議会の会員、イギリスの学者ウィリアム・エドワード・フレアに因んでいます。主にソマリア北部の海岸沿いの急峻な斜面に生育し、羽状の葉を持ち、白色〜淡ピンク色の花を咲かせます。他の乳香樹と同じく暑い気候の石灰岩の土壌を好みますが他のボスウェリア属と異なり、水と降雨を必要とします。ソマリアでは「ヤグカー」、樹脂は「メイディ(マイディ)」と呼ばれ、古代エジプトでは3,500年以上前から香料として使用されてきました。樹の幹に切り込みを入れると乳白色のミルクのような樹液が滲み出し、空気に触れて固まると雫や涙の形の樹脂になります。樹脂は淡黄色〜濃黄色で、数ある乳香のなかでも優れた品種とされ「乳香の王」と呼ばれてきました。エジプトのコプト教会で使用されてきたため「コプトの乳香」とも呼ばれています。樹脂の等級は8つに分けられ、上位4等級はサウジアラビアに独占的に輸出され、その他は医薬品や香料としてヨーロッパや中国に輸出されています。フレレアナの樹脂にはサクラ、カルテリ、パピリフェラに含まれるボスウェリア酸は含まれませんが抗炎症作用や潜在的な抗腫瘍作用があるルペオールとその誘導体が豊富に含まれています。香煙は呼吸をゆったりとさせ、心を落ち着きを与えて気道を浄化します。伝統療法では息切れ、喘息、関節炎などに使用されてきました。甘くウッディな香りで儀式、瞑想、内観に適しています。
《フランキンセンス・フレレアナ精油》の作用 一般的な精油に期待される作用:抗菌、抗ウイルス、抗炎症、鎮痛、抗不安、抗真菌、抗アセチルコリンエステラーゼ活性 心への作用:精神を安定させリラックスさせます。パニックや焦りの気持ちから呼吸が浅くなっている時に使うと深い呼吸を助けます。気持ちを鎮め安眠をもたらします。瞑想、変性意識の状態に入りやすくします。 ヒーリングの作用:目に見えない世界とのつながりを助け、第6感、霊感、直観力を高めます。祈りを捧げたい時、啓示や信じる力を得たい時に。ヒーリングの回線を開かせ、潜在意識や宇宙とつながる準備を整えます。死者との対話、前世や中間生のヒーリング、ハイヤーセルフ、マスターとの対話を行う際にも。 キーワード:霊的成長、瞑想、啓発 相性の良い精油:花、柑橘、樹脂、樹木、スパイス、ハーブ等、何にでもよく合い、主張する事無く他の香りを引き立たせ、ブレンド全体に深みを与え、良き保留剤となります。 《フランキンセンス・フレレアナ精油》を使ったホームケアの方法 ◆スキンケアに ◆瞑想、精神統一に ◆関節炎などの痛みケアに 《乳香(ボスウェリア・フレレアナ)》インセンスのプロフィール インセンスの使用部位:樹脂 《乳香(ボスウェリア・フレレアナ)》インセンスの使い方 ◆薫香材、お香に
◆アロマテラピーとハーブの資格取得に関してはこちらのページをご覧ください。
|
2012-2025 Copyright (C) Holistic Aroma Academy, all rights reserved.
|