英名:Bursera bipinnata、Blanco copal
学名:Bursera bipinnata(ブルセラ・ビピンナータ)
和名:ブルセラ・ビピンナータ
科名:カンラン科
種類:小高木
樹高:〜8m
原産地:メキシコ、中央アメリカ
ブルセラ・ビピンナータは、メソアメリカ原産のカンラン科の小高木です。メキシコからホンジュラスにかけて標高500m〜1900mの落葉樹林や森林地帯に広く分布しています。樹高8mに成長する芳香性の樹木で灰色から紫色の樹皮、シダに似た緑色の葉を持ち、花後には小さな赤い実がなります。木材はオアハカの伝統的な木彫り職人による芸術的な彫刻(通称アレブリヘス)に用いられています。彼らは母なる大地を深く敬い、樹を伐採せずに枝を用いて彫刻を行います。樹脂は一般に「ブランコ・コーパル」(ブランコは白の意味)やホワイト・コーパル、コパル・サント、ホーリー・コパル、コパル・リモン (レモン・コーパル)など様々な名前で呼ばれています。マヤの先住民は何世紀もの間、このコーパルを焚いてきました。植民地時代には高価であった乳香の代替品としてカトリックの儀式に使われてきました。樹の保全のために樹脂の採取には古木だけが選ばれ、現地のコーパル職人によって持続可能な方法で採取されます。採取の方法は独特で樹皮に切り込みを入れて滲み出た樹液をアガベやアロエベラの葉の上に溜め、それをヘラで集め、ひと月以上乾燥させます。幹の上で乾燥させていないため爽やかな芳香の塊状のコーパルを取り出すことが出来ます。特に未加工の樹脂は「コパル・デ・ラ・ペンカ」と呼ばれる純度の高いもので精油成分が多く含まれ、新鮮で強い香りを持っています。現地の伝統療法では傷や皮膚疾患、呼吸器系の不調、風邪、咳、炎症性の症状に対して煎剤や塗布剤として利用されてきました。樹脂の色は不透明から半透明の白色やベージュ色で、香煙は松やスパイスのニュアンスがあり、ロットによってはわずかにキャラメルのような香ばしい甘さも感じられます。燃焼後も清浄で心地よい香りが漂います。清らかな香りは精神を明晰にして集中力を高め、ストレス軽減や気分の向上に役立ちます。コーパルはメソアメリカの伝統的な精神体系において人間界と霊界をつなぐ神聖な香であり、香煙は先祖や精霊からの守護を受けるための媒体だと考えられてきました。コーパルを焚くことは日常意識から儀式的意識への明確な切り替えとなり、儀式の始まりと終わりには必ず焚かれてきました。精神浄化と治癒の儀式においても重要な香であり、現地のシャーマンは疾病とそれを作り出している感情の乱れや悪しき霊の影響を取り除くためにコーパルを焚きました。現在でも11月に行われる「死者の日」には霊的な導きや内なる旅のガイドとしてこの樹脂が焚かれています。重たいエネルギーを払い除け、神聖な空間を作り出すため、瞑想やマインドフルネス、ヒーリング、ヨーガ、スピリチュアルなワークなどにも利用されています。
《ブランコ・コーパル(ブルセラ・ビピンナータ)》インセンスのプロフィール
インセンスの使用部位:樹脂
一般的なインセンスに期待される作用:浄化、保護、霊的成長、気分の向上
インセンスとしての香りのイメージ:松やスパイスを感じさせる甘さのある香り
《ブランコ・コーパル(ブルセラ・ビピンナータ)》インセンスの使い方
◆薫香に
専用香炉にチャコールを入れて焚きます。

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