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精油とハーブのプロフィール事典《ラベンサラ Ravensara》
英名:Ravensara ラベンサラはマダガスカル原産の高木で木全体に芳香があります。ラベンサラの語源はマダガスカル語の「身体に良い葉」に由来しています。葉から水蒸気蒸留で得られる精油は原産地マダガスカルでは伝統療法のオイルとして使われてきました。現地では「万能薬」と呼ばれるほど様々な利用価値を持ち、特に感染症予防や痛みのケアに対して有用です。ラベンサラ精油の優れた鎮痛作用は関節痛や筋肉痛などに有用です。皮膚刺激性がないため、キャリアオイルなどで希釈して塗布すると痛みを和らげます。抗アレルギー作用があるので体内の過剰な反応を抑えてアレルギー物質に対する抵抗力をつけます。ラベンサラ精油にはリモネンやメチルオイゲノール成分が含まれているため、抗バクテリア作用が高く、細菌が体内に入るのを防ぎます。抗ウイルス作用もあり、ウイルスの被膜(エンベロープ)を破裂させてウィルスの増殖を防ぐと言われています。そのため、風邪、インフルエンザ、はしか、おたふく風邪などのウィルス性の感染症の予防に役立ちます。抗真菌作用もあるため、真菌の胞子の成長を阻害して、爪や皮膚などに入り込む真菌感染症を防ぎます。ラベンサラ精油には利尿作用があり、体内から余分な水分を取り除いて、むくみ、痛風、リウマチ、関節炎などの老廃物や毒素が蓄積することによる疾患を予防します。呼吸器系に対しても有用で痰を排出させる作用があります。スパイシーで甘い香りには媚薬としての働きがあり、冷感症や勃起不全などの性的な問題に役立つことが知られています。ただし、その作用の点から妊娠中の使用は避けます。心理面ではラベンサラのスパイシーハーバルの香りは良いリラクゼーションとなり、不安感、緊張感をほぐしてストレスを軽減させます。すっとするこの香りで眠りに誘われる人たちもいます。ラベンサラは様々な効能を持ちながらも安全性の高い精油であるため万能的に利用が出来ます。 ★ ラベンサラとラヴィンサラの混同について ★ 《ラベンサラ精油》の作用 一般的な精油に期待される作用:鎮痛、抗アレルギー、抗菌、抗真菌、抗ウイルス、抗うつ、防腐、鎮痙、利尿、去痰、弛緩、強壮、創傷治癒 心への作用:心を高めると同時にリラックス作用もあります。不安、ストレス、うつ気味な時に。 ヒーリングの作用:エネルギーのぶれを修正し、中心へと戻します。何度も繰り返し浮かんでくる頭の中のおしゃべりをクリアにして不要な考えを取り去ります。 キーワード:リフレッシュ、明晰、中心に戻す 相性の良い精油:柑橘系、ローレル、ブラックペッパー、カルダモン、クラリセージ、ユーカリ、フランキンセンス、ゼラニウム、ジンジャー、ラベンダー、マジョラム、パイン、ローズマリー、サンダルウッド、ティートリー、タイム 禁忌:妊娠中は使用を避けます。 《ラベンサラ精油》を使ったホームケアの方法 ◆風邪・インフルエンザの予防、鼻炎、気管支系の不調に ◆病後のセルフリンパマッサージに ◆軽い傷、帯状疱疹に ◆ストレス性の不眠、考えごとで頭がいっぱいの時に
◆アロマテラピーとハーブの資格取得に関してはこちらのページをご覧ください。
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