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精油とハーブのプロフィール事典《ホワイトセージ White Sage》
英名:White Sage ホワイトセージは学名をサルウィア・アピアナと言い、別名を「ビーセージ(蜂のセージ)」「セイクリッドセージ(聖なるセージ)」と呼ばれています。60cm〜1.5mほどに成長するシソ科、サルビア属の常緑の多年生低木で、カリフォルニア南西部からメキシコが原産です。水はけのよい乾燥した土壌を好み、他のサルビア属植物との自然交配もよく見られます。芳香性の揮発成分が多く含まれる灰緑色の葉は表も裏もビロードのような細かい毛で覆われています。葉を指でこするとセージの強い香りがします。茎の先端に咲く穂状の花は白〜淡いラベンダー色で蜜を多く含んでいます。学名のapiは「蜂」を意味し、この植物がミツバチ、マルハナバチ、クマバチ(ハチドリも)などを多く誘引することに由来しています。これらの蜂や鳥たちは受粉を助けます。ネイティブアメリカンの人々によってこの植物は伝統的に祈祷や儀式、暮らし全般に使用されてきました。南カリフォルニアのカフイラ族では種子は栄養のある食品として粥やビスケットなどに加工されてきました。自然療法ではクラリセージと同じように種子は目からの異物を取り除くのに使われていました。部族の女性たちの間ではホワイトセージのティーには強壮作用があり、産後の肥立ちを良くすると考えられてきました。
《ホワイトセージ》インセンスのプロフィール 乾燥させた葉をいぶす「スマッジング」は、ネイティブアメリカンたちの間で長く伝統的な薫香として行われてきました。ホワイトセージは神聖な空間であるスエットロッジでも焚かれ、香煙と蒸気によって瞑想状態となり、病を追い払い、心の平安をもたらすために欠かせない植物でした。彼らにとって神聖な儀式であるスマッジングがアメリカのニューエイジブームによって広がり、現在ではスピリチュアル愛好家、エネルギーヒーラー、クリスタルヒーラーたちの間でホワイトセージを使ったスマッジングが日常的に行われるようになりました。日本でのホワイトセージの主な利用もスマッジングです。乾燥したホワイトセージの葉に火をつけ、立ち上る煙と芳香のなかで自分自身や部屋、クリスタルなどの浄化を行います。スマッジングに専用のアバロンシェル(パウア貝の殻)やターキーフェザー(七面鳥の羽)を用いる場合もあります。 《ホワイトセージ》インセンスの使い方 ★スマッジングの行い方★ 注意:スマッジング用ホワイトセージは薫香材として使用するもので食品(ハーブティ)ではありません。 一般的なインセンスに期待される作用:鎮静、浄化、変性意識(トランス状態)に導く ◆スマッジングに ◆手作りインセンスに ◆ポプリに
◆アロマテラピーとハーブの資格取得に関してはこちらのページをご覧ください。
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