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精油とハーブのプロフィール事典《カレンデュラ/ポットマリーゴールド Calendula/Pot marigold》
英名:Calendula/Pot marigold カレンデュラは月初めに花が咲くことから「カレンダー」が語源だと言われています。ヨーロッパでは太陽のハーブと呼ばれ、花が1か月に渡って咲くため、女性の月経周期にも関連性が深いとされてきました。別名をマリーゴールドと言い、その名が示すように、この花は「金色」を象徴しています。食用に利用出来ることから「ポットマリーゴールド」とも呼ばれ、エディブルフラワー(食用花)として利用されてきました。鮮やかなオレンジ色の色素はカロチノイドで、ジャムやチーズの色づけにも利用されています。色素に有効成分があるため、この色が褪せないよう遮光性の瓶または日光を避けた暗所に保存します。ハーブ療法では花弁を乾燥させたものを使用します。中世ヨーロッパでは、この花を眺めるだけで視力が蘇るという説があったそうです。ティーにすると野草のような味わいで軽い苦味があります。抗炎症作用、収れん作用があり、傷ついた組織の修復作用に優れることから、内用(ハーブティー、チンキなど)、外用(ハーブ浸出油、ハーブ浸剤など)ともによく用いられます。浸出油はカレンデュラオイルとしてアロマテラピーやアロマクラフトで定番利用されています。加熱すると色素成分が失せるため、冷浸法で浸出します。美しいドライハーブの色を楽しめるのでポプリにも利用されています。カレンデュラオイルは一般的にベースオイル(植物油)に漬け込んで作るインフューズドオイルの「カレンデュラ浸出油」が市販されていますが、エキストラクトとして抽出されるタイプもあります。カレンデュラオイルは静脈の炎症、傷、打撲、関節炎などの痛みケアの他、スキンケアに用いると肌の修復を行います。 《カレンデュラ精油》の作用 一般的な精油に期待される作用:瘢痕形成、収斂、癒傷、抗炎症、血流促進 心への作用:感情を安定させ、更年期にまつわるサポートを行います。薬草のような独特の香りは安心感をもたらします。 ヒーリングの作用:ものごとを修復し保護する働きをします。心と魂に太陽のような温かみを与え、ヒーラーの資質を高めます。エネルギーに受けた傷の修復、ヒーラーの憂うつにも。 キーワード:修復、保護、ヒーリング 相性の良い精油:ハーブ系とよく合います。芳香浴使用よりもクリームやバーム等での使用がほとんどです。 禁忌:通経作用があるため妊娠中の利用は避けます。 《カレンデュラ精油》を使ったホームケアの方法 ◆荒れたお肌、唇に ◆乾皮症のケアに ◆軽いすり傷や火傷、手荒れ、ひび割れに ◆静脈のうっ血予防に
《カレンデュラ/ポットマリーゴールド》ドライハーブのプロフィール ハーブの使用部位:花 ハーブの成分:カロチノイド、サポニン、タラキサステロール、フラボノイド、苦味質、多糖類 一般的なハーブに期待される作用:皮膚・粘膜の修復、消炎、抗菌、抗真菌、抗ウイルス、エストロゲン様 禁忌:妊娠中の使用を避けます。キク科アレルギーの方は注意します。 ハーブティーブレンド:何にでもよく合い、日常使いのハーブとして重宝です。 ハーブティーの浸出時間:3分 ハーブティーの味:軽い苦味のある野草風の味わい。 《カレンデュラ/ポットマリーゴールド》ドライハーブの使い方 ◆生理痛、胃痛のケアに ◆すり傷、手荒れのケアに ◆皮膚のトラブル、月経不順、花粉症のケアに ◆目の疲れ、目の周りの炎症に ◆スキンケアに ◆風邪の予防に ◆手練り石鹸、MPソープに
◆アロマテラピーとハーブの資格取得に関してはこちらのページをご覧ください。
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