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精油とハーブのプロフィール事典《パッションフラワー Passion flower》
英名:Passion flower 花が時計の文字盤に似ている事からトケイソウと呼ばれています。パッションフラワーの名前は、16世紀に南米に渡ったキリスト教の伝道師が、このエキゾチックな花の形をイエス=キリストの受難(passsion)を表わすと見立てたことに由来します。花の子房柱は十字架を、3つに分かれた雄しべは打ち付けた釘を、副冠はイバラの冠を、5枚の花びらとガク部分を合わせて10人の使徒を、そして、巻きひげは鞭を、葉は槍を表すものとされました。果物のパッションフルーツとして食用されているのは別の種(Passiflora edulis)になります。ユニークなつるの形状も含めて一度見たら忘れられない植物です。ハーブ療法では地上部の全草を使用します。「植物性のトランキライザー」と表現されるように、パッションフラワーは精神の安定作用に大変優れています。ストレス、イライラ、眠れない日が続く時には、ハーブティーにして飲むと穏やかに神経を鎮めてくれます。その反面、強い鎮静作用を発揮してはいけないような場面(車の運転など)では使用しないように注意します。鎮痛作用や動悸を鎮める作用もあります。なお、外用にはあまり使用しません。 《パッションフラワー》ドライハーブのプロフィール ハーブの使用部位:地上部の全草 ハーブの成分:アルカロイド、フラボノイド 一般的なハーブに期待される作用:鎮静、鎮痛、鎮痙 禁忌:妊娠中、運転前の飲用は避けます。血圧降下剤の服用中は避けます。多量使用には注意します。 ハーブティーブレンド:リラックス系のハーブとの相性が良い。ジャーマンカモミール、リンデンフラワー、オレンジピール、ラベンダー、ヒース、ローズ、ローズヒップ、ワイルドストロベリー ハーブティーの浸出時間:3分 ハーブティーの味:やや苦みのある飲みやすい草の味わい
《パッションフラワー》ドライハーブの使い方 ◆不眠、イライラ、神経緊張に ◆神経痛、頭痛、偏頭痛、ストレス性の高血圧およびそこから来る頭痛に
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