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精油とハーブのプロフィール事典《ウィッチヘーゼル Witch hazel》
英名:Witch hazel ウィッチヘーゼルは、北米を原産とするマンサク科の低木です。日本の万作の木によく似ており、日本では「アメリカマンサク」「ハマメリス」と呼ばれています。学名の「virginiana」は、原産地の米国バージニア州を意味しています。ヘーゼルの名前がついていますが、ナッツではなく、この木の種子が鞘から飛び出す様子がヘーゼルナッツに似ていることから、あるいはこの葉がヘーゼル(ハシバミ)のギザギザした葉に似ているからだと言われています。ウィッチ(魔女)の名前は、この植物の枝を水脈探しの占い(おそらくダウジングのような)に使ったことに由来しています。秋に扇状の黄色い花を咲かせ、観賞樹としても植栽されています。ハーブ療法で利用されるのは枝葉と樹皮部分です。アメリカ先住民のインディアンはこの植物を皮膚の傷、炎症、潰瘍、腫れ、打撲などのケアに利用してきました。静脈や毛細血管に関する症状に有用で、これはウィッチヘーゼルの葉にタンニンが含まれ、収れん作用があるためです。樹皮部分からはわずかに精油が抽出されますが、通常は水蒸気蒸留法で得られる「ウィッチヘーゼルウォーター」を利用します。化粧品の世界では「ハマメリス水」、「ハマメリスエキス」として伝統的に収れん化粧品などで利用されてきました。ニキビや軽い傷にはウィッチヘーゼルのローションをスプレーで吹き付けて利用します。傷口を洗浄し、出血を止める作用もあります。一般的にウィッチヘーゼルのハーブは美容や皮膚のケアとしての利用がほとんどで、内服されることはありません。浸出液を作る時には、タンニン成分を上手に出すために熱湯で短時間を基本とします。 ウィッチヘーゼル ドライハーブのプロフィール ハーブの使用部位:葉、樹皮 禁忌:服用するとタンニンにより胃に不快感を感じる事があるため基本は外用使用とします。外用の場合でもタンニンに敏感な方は使用に注意します。 ハーブの成分:タンニン、精油、苦味質 一般的なハーブに期待される作用:収れん、抗炎症、殺菌、止血 浸出液の浸出時間:3分 ※時間が経つとタンニンの効力が下がります ハーブティーの味:(軽い苦味と辛み ※飲用はほとんどしません) ウィッチヘーゼル ドライハーブの使い方 ◆口内炎に ◆スキンケア、髭剃り後に ◆すり傷、切り傷、虫刺されのケアに
◆アロマテラピーとハーブの資格取得に関してはこちらのページをご覧ください。
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