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精油とハーブのプロフィール事典《スカルキャップ Skcullcap》
英名:Scullcap スカルキャップは北米原産で、湿気の多い土地に自生する多年草植物です。丈夫な黄色い根からは四角い茎が分岐して、細長いハート型の葉を持ちます。5月〜8月にかけて青紫色の花が垂れるようにして咲きます。スカルキャップの名前は頭骨を意味する「スカル」と「縁なし帽子(cap)」で、この植物の花の萼部分がヘルメットのような形をしている事に由来しています。形状から「クエーカー教徒の帽子」とも呼ばれています。アメリカのインディアンたちは、このハーブを毒虫に刺されたり、ヘビに噛まれた時の傷の手当てに利用してきました。ヨーロッパでは狂犬病の治療にも使われた歴史があります。スカルキャップは北米だけでも90種を超える品種がありますが、野生種は採りすぎの傾向にある事から、アメリカで栽培方法が研究されています。スカルキャップは根が黄金色をしている事から中国では「オウゴン」と呼ばれる伝統的な生薬の一種です。熱を取り去り、みぞおちのつかえを取るために用いられます。スカルキャップは強い鎮静作用を持ち、筋肉の緊張を緩和させます。神経への良い強壮剤代わりとなるため、ストレスが多い時や、イライラ、ヒステリー、不安感などをなだめてくれます。ハーブセラピーでは同様の作用があるセントジョンズワートに禁忌事項が多いため、こちらのスカルキャップで代用する場合があります。その他にもスカルキャップはアルコール、タバコ、精神安定剤などからの離脱に用いられています。その場合は、医師に相談のうえで使用します。症状が安定するまでは毎日飲み、安定後は必要に応じて飲むようにします。ティーにはやや苦味があるためハチミツを加えると飲みやすくなります。 《スカルキャップ》ドライハーブのプロフィール ハーブの使用部位:地上部 ハーブの成分:フラボノイド、苦味質、ミネラル 一般的なハーブに期待される作用:抗うつ、神経強壮 ハーブティーブレンド:バレリアン、セントジョンズワート、リンデンフラワー、ジャーマンカモミールなど ハーブティーの浸出時間:3分 ハーブティーの味:軽い苦みのある草の味わい 《スカルキャップ》ドライハーブの使い方 ◆精神の安定、イライラ、緊張感に ◆ストレスが強い時、眠れない時に
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