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精油とハーブのプロフィール事典《ワトルシード Wattleseed》
英名:Wattleseed ワトルシードはアカシアの木の種子から採れるオーストラリア原産のパワーフードです。アカシアはオーストラリアを象徴するシンボルツリーで1,350種のあるなかの1,000種類がオーストラリアに分布しています。オーストラリアの国花は「ピクナンサアカシア」(別名ゴールデンワトル)と名付けられた固有種でオーストラリアの紋章にも組み込まれています。オーストラリアではアカシアの花が咲く時期の9月1日を「ワトルの日」(ワトルデー)として正式な春の訪れを祝い、人々はアカシアの花、枝、葉を身に着けます。花はクリーム色や鮮やかな黄色のふわふわした塊状です。オーストラリアの先住民アボリジニ族は4千年前から食用や薬用としてこの種子を粉にして「ブッシュブレッド」と呼ばれるパンの様な伝統食に利用してきました。ワトルシードは乾燥地帯や干ばつ時の豊富なタンパク質と炭水化物の供給源となってきました。ワトルシードは代謝に重要な役割を果たす希少なミネラルのセレンを含み、フリーラジカルによるダメージを防ぐ抗酸化作用があります。その他にもタンパク質、鉄、カリウム、亜鉛、カルシウム、ビタミン類も多く含まれています。ワトルシードはさやから取り出し、炒った後に挽いて使います。種子にはヘーゼルナッツやコーヒー、チョコレートのような香ばしいフレーバーがあり、卵料理やアイスクリーム、グラノーラ、チョコレート、パンなどに利用されています。栄養価が高く、毒性がなく、なおかつグリセミック指数が低いため糖尿病の人向けの食品として適しています。食物繊維も30%以上と豊富に含まれ、糖類はゆっくりと時間をかけて体内に吸収されます。ハーブティーのブレンドに加えるとチョコレート様のフレーバーとなってわずかな苦みと香ばしさを追加します。チャイやホットチョコレート、ラテにも良く合います。炒って挽いたワトルシードはお湯を加えると柔らかくなるので料理やスムージーなどにも数分で使用できます。
《ワトルシード》ドライハーブのプロフィール ハーブの使用部位:種子 ハーブの成分:タンパク質 、脂質、炭水化物、食物繊維、カルシウム、銅、鉄、マグネシウム、フラボノイド、ナトリウム、亜鉛 一般的なハーブに期待される作用:矯味 ハーブティーブレンド:シナモン、ダンデライオン、バードックルート その他チャイ、ラテ、ホットチョコレートなどの風味付けに ハーブティーの抽出時間:3分 ハーブティーの味:チョコレートやヘーゼルナッツのような風味 《ワトルシード》ドライハーブの使い方 ◆料理、デザートに ◆ティーのフレーバーに
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