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精油とハーブのプロフィール事典《ヘリオトロープ Heliotrope》
英名:Heliotrope ヘリオトロープ植物画:Wikipedia ヘリオトロープはペルー原産の多年草(もしくは小低木)で18世紀にイギリスの庭園に運ばれヨーロッパに広がった植物です。日本ではキダチルリソウと呼ばれます。学名はギリシア語の「helios(太陽)」と「trope(向く)」に由来しています。花はカラメリゼしたバニラのような甘い香りから「香水草」や「匂ひ紫」の別名があります。乾燥した花はポプリになります。アーモンドのような、お菓子に似た甘い香りがチェリーパイを連想するため「チェリーパイ」の別名もあります。ロマンチックな香りでフランスでは「恋の花」と呼ばれ、花から抽出された精油は主に香水に使用されてきました。ヘリオトロープは250種以上の種類がありますが精油として使われるのはコモンヘリオトロープとして知られるHeliotropium arborescensです。明治時代の日本に初めて輸入されたフランスの香水はロジェ・ガレの『Heliotrope Blanc(白のヘリオトロープ)』だと言われています。ヘリオトロープの花はドームのように密集して咲きます。白〜紫色の小さな星形をした花は特に咲き始めに強く香り、開花した後は香りが急速に薄れます。芳香成分はヘリオトロピンとバニリンという有機化合物です。天然精油の収油率は非常に低いため近年では人工的に作られた合成香料のヘリオトロープが出回るようになりました。昔のフランスで得られていたヘリオトロープの天然精油は現在ではほとんど見ることは出来ません。わずかに冷浸法(もしくは溶剤抽出法)で精油を作っているメーカーがあるのみです。希少精油のためセラピー利用ではなく天然香水に使われることが大半です。精油としての文献がほとんどない事から作用や成分に関してはここに多くを書くことが出来ません。
《ヘリオトロープ精油》の作用 一般的な精油に期待される作用:鎮静、高揚 心への作用:心を落ち着かせて精神的な疲労を癒します。気持ちをほどいて心を高揚させます。 ヒーリングの作用:サイキックアタックを防ぎ、オーラを保護します。サードアイを開いてリーディング能力を高めます。ヘリオトロープの香りは意識を増幅させるため、良き意識のもとに使うと大きなギフトとなって還ってきます。 キーワード:聖なる言葉、オーラの保護、豊かさの魔法 相性の良い精油:パウダリーで甘い香りです。フローラル、スパイス、レジンの精油とよく合います。 禁忌:敏感肌は皮膚塗布に注意します。 《ヘリオトロープ精油》を使ったホームケアの方法 ◆香水作りに
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