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精油とハーブのプロフィール事典《イランイラン Ylang-ylang》
![]() 英名:Ylangylang ![]() イランイランはマダガスカル及びフィリピン原産で、成長の早い常緑高木には香りの強い黄色の大きな花が咲きます。マレー語で『花の中の花』と呼ばれ、精油は甘く濃厚で陶酔的な香りです。花部から抽出される精油は数回に分けられて蒸留されます。それらのグレードはプレミア、エクストラ、ファースト、セカンド、サードとディスティル(蒸留)によって区分され、ハイグレードのものは香水に、その他は石鹸などに商業利用されます。イランイラン精油は特に香水の原料として用いられ、有名なシャネルの香水「N°5」にはイランイラン精油が10%の割合で使用されているそうです。男女のセクシャリティ(官能性)に働きかけることから、東アジアではハネムーンのベッドにイランイランの花びらを撒く風習があります。誘惑や生殖を象徴する典型的な花精油で、よき媚薬代わりとなります。女性のホルモンバランスの調整を行うと同時に男性のテストステロン様(性衝動を起こすホルモン)の働きを持つ事も研究されています。その理由からかつては「惚れ薬」のレシピにも含まれていました。イランイランは過呼吸やパニックの際の助けになることで知られています。ストレスの度合いが強い時、精神の疲労感が強すぎて眠れない時に良い精油です。イランイラン精油の香りはレム睡眠に移行する時間を短くさせ、質の高い睡眠を誘います。なお、経験からこのフローラルで濃厚な香りを苦手とする方も一定数いるため、試香してから使うと良い精油です。 ★イランイランコンプリート、エクストラ、サード★
一般的な精油に期待される作用:鎮静、催淫、血圧降下、抗うつ、抗不安 心への作用:落ちこみ、不安、心配な気持ちを和らげてくれます。怒り、苛立ち、パニック、焦り ヒーリングの作用:自分の中の女性性を受け容れるのに役立ちます。自分を愛せない、人を批判し キーワード:自己受容、セクシュアリティ、幸福感 相性の良い精油:柑橘系と良く合います。その他、花系、ハーブ系などとも相性がよい精油です。 禁忌:香りが強いため使用量が過ぎると頭痛や吐き気をもよおす事があります。
◆心の焦り、怒り、自信の喪失、イライラ、ストレスに ◆セクシャリティを高める ◆高血圧、動悸に ◆月経前緊張症、生理痛に ◆パニック、過呼吸の予防に ◆スキンケアに ◆香水作りに
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