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精油とハーブのプロフィール事典《ココア Cocoa》
英名:Cocoa 学名のTheobroma はギリシャ語の「神 (theos)の食べ物 (broma)」に由来します。カカオから採れる種子は古代マヤ、アステカ文明の時代から食用、飲料、薬用に使われた植物で、価値のあることから貨幣代わりにも利用されており、当時は主に王族だけが使う事の出来る貴重品でした。カカオの果実の中には20〜60個の種子があり、これらがカカオ豆になります。種子には40〜50%の脂肪分が含まれ、果皮を取り除いた後に発酵させたカカオ豆はチョコレートやココアパウダーに加工されます。1502年にコロンブスがカカオ豆をスペインに持ち帰り、その後にココアに砂糖やミルクを加えたショコラトルと呼ばれるチョコレート飲料が貴族の間で大評判になりました。チョコレートの原料となるカカオマスはカカオ種子の胚乳部分を焙煎してすり潰したものです。アロマセラピーの基材としても使われるココアバターはカカオマスから分離されたクリーム色の脂肪分で、脱脂されて残ったものがこげ茶色のココアパウダーになります。カカオ種子にはテオブロミン成分に利尿、筋肉弛緩作用があり、カカオ種子に含まれているカフェイン成分には覚醒作用があります。ココアバターはアロマクラフトで練り香やクリームなどの基材として使われる他、医療では座薬や軟膏の基材として利用されています。 《カカオ精油》の作用 一般的な精油に期待される作用:高揚、催淫、刺激 心への作用:甘くとろけるような香りは幸福感をもたらし、陶酔的な気持ちにさせます。落ち込ん ヒーリングの作用:脳の中心部を刺激して覚醒させます。情熱や多幸感を与えます。第二チャクラ キーワード:強い幸福感、魂に喜びを与える、性と愛を結ぶ 相性の良い精油:フローラル系、柑橘系、スパイス系と良く合います。1滴でも非常に強く香りま 禁忌:チョコレートアレルギーの方は避けます。肌使用は皮膚刺激に注意します。 《カカオ精油》を使ったホームケアの方法 ◆練り香水、パフュームに ◆キャンドルに ◆ダイエット、食欲調整に
《カカオバター》基材のプロフィール カカオバター(ココアバター)はカカオ脂とも呼ばれるアロマセラピーの基材です。種子から圧搾して得られる脂肪分豊富な植物バターです。薄い黄色みを帯びた塊状で、表面は白い粉を拭いています。温めたキャリアオイルなどで溶かして使います。カカオバターは単純な成分組成のため、狭い温度差で急激に溶解します。 基材の使用部位:種子 基材の成分:パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸 一般的な基材に期待される作用:保湿、皮膚軟化 注意:稀にアレルギーを起こす場合があるため注意します。 融点:30〜35℃ 匂い:甘いココアの香り
《カカオバター》基材の使い方 ◆練り香、ホームケア軟膏に ◆ネイルケア、スキンケアに ◆石けん作りに ◇座薬に(非推奨の使用法、参考までに)
◆アロマテラピーとハーブの資格取得に関してはこちらのページをご覧ください。
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