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精油とハーブのプロフィール事典《カモミールローマン Chamomile roman》
英名:Chamomile roman カモミールローマン植物画:Wikipedia カモミール・ローマンは母子のハーブとしてよく知られています。葉はシダのようで、茎はツルのように這う性質があります。花はジャーマン種に比べるとローマン種の方が大きく、ヒナギクに似ています。ヨーロッパでは芝生として庭に植えられ、踏みつけるたびに香り立ち、丈夫に育つ事から「逆境に負けない強さ」の花言葉が生まれました。ラテン語のnobilisは「高貴な」または「名高い」を意味しています。Chamomile の名はchamaimelon(大地のリンゴ)に由来し、リンゴの花のような優しい香りがします。カモミールローマンはハーブティーにすると苦味があるため、一般的な「カモミールティ」としてはあまり使用されません。なお、発音表記に関してはカモマイルはイギリス読み、カモミールがアメリカ読みとなります。精油は子どもの夜泣きや成長にともなう理由の分からない訴えをやさしくなだめてくれます。カモミール精油には「ローマン・カモミール」と「ジャーマン・カモミール」の2種類があります。どちらも花から抽出されます。ジャーマン・カモミール精油にはカマズレンという抗炎症作用のある青い特徴成分が含まれているのに対し、ローマン・カモミール精油は鎮静作用のあるエステル成分が含まれ、ストレス解消、リラックス目的に向いています。成分、香りが異なるため、目的別に選んで使い分けます。カモミールローマンから抽出されたアロマウォーターは乳児や妊娠中の方にも使用出来る穏やかな基材です。 《カモミールローマン精油》の作用 一般的な精油に期待される作用:鎮痛、鎮静、抗炎症、抗アレルギー、抗菌、血圧降下、癒傷、鎮痙、通経、健胃、解熱 心への作用:緊張感やストレスを感じる時、何かショックなことがあった時や眠れない時などにお使いください。辛い感情や苦痛を和らげ安心感をもたらします。悲しみ、不安を鎮め、心を落ち着かせます。 ヒーリングの作用:みぞおちやハートのチャクラに溜めこんだ感情を癒します。苦難や逆境を耐え抜く強さを与えます。物事への理解を深め、包容力を持たせます。母子関係の再生、統合、インナーチャイルド、インナーマザーの癒しにも。 キーワード:包容、平和、理解 相性の良い精油:ラベンダー、オレンジ、マンダリン、タンジェリン、ネロリ、クラリセージ、ゼラニウム、プチグレイン、ベルガモット、イランイラン、マジョラム、ローズウッド、レモンマートル、メリッサ、柑橘系、花系、ハーブ系とよく合います。1滴でも主張が強いため、少な目にブレンドすると全体がバランスします。 禁忌:神経毒性のある成分がわずかに含まれるため、妊娠初期の使用は避けます。キク科アレルギーの方は十分に注意します。 《カモミールローマン精油》を使ったホームケアの方法 ◆消化器系の不調、腹痛に ◆寝つけない、不安感、ストレスから来る頭痛に ◆軽い湿疹、炎症、虫刺されに ◆月経前緊張症、生理痛に ◆強い緊張感、不安感、パニックに ◆乳児の夜泣き、歯の生え始めのむずかりに ◆疲れ目、目の回りのくまに ◆乾燥しがちな肌に
《カモミールローマン》ドライハーブのプロフィール ハーブの使用部位:花 禁忌:キク科アレルギーの方は使用(特に外用)に注意します。 ハーブの成分:精油、フラボノイド、セスキテルペンラクトン、コリン、クマリン類 一般的なハーブに期待される作用:鎮痛、利尿、発汗、鎮痙、抗ヒスタミン、健胃、鎮静、抗菌、健胃 ハーブティーブレンド:ジャーマンカモミール同様ほとんどのハーブと合い、味のベースになります。苦みがあるためジャーマンカモミールよりは少な目にブレンドします。 ハーブティーの浸出時間:3分 ハーブティーの味:フルーティでやや苦みのある味わい 《カモミールローマン》ドライハーブの使い方 ◆胃痛、風邪のひき始めに ◆更年期、婦人科系の不調、冷え性に ◆苗木の手入れ、堆肥に ◆ポプリ、ハーブローに
◆アロマテラピーとハーブの資格取得に関してはこちらのページをご覧ください。
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