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精油とハーブのプロフィール事典《クラリセージ Clary sage》
英名:Clary sage クラリセージ植物画:Wikipedia クラリセージは、北アフリカと中央アジアの一部地域を含む地中海北部原産のシソ科の多年草もしくは二年草です。葉はベルベットのような手触りでハート型をしており、花は青、白、紫、ピンクなどの色がたくさん咲きます。マスカットワインの風味づけに使われる事からマスカットセージとも呼ばれます。名前のクラリー(clary)は「澄んだ眼」に由来しますが、それはこのハーブが昔から目に関する症状に使用された事に由来しています。 このハーブはヨーロッパのビール園ではホップの代わりにも使われましたが、含まれる精油成分のために酔いが早まるビールが出来上がりました。クラリセージは植物全体にナッツのような香りがあり、精油は花が満開時期の地上部全草より抽出されます。この香りを枕元に置いて眠ると「明晰夢」や「色鮮やかな夢」を見ると言われています。クラリセージの香りは気持ちを恍惚とさせるため、車の運転時には使用しないようにと言われています。精油の特徴成分に女性ホルモンに似たスクラレオール成分が含まれ、月経や更年期にまつわる女性特有のトラブルのサポートを行います。ホルモンバランスの変調や月経周期によってこの精油を使いたくなる感覚が変化するため、特に女性にとっては自身の感覚と照らし合わせながら使用すると役立つ精油です。同時に注意深く使用したい精油のひとつです。 《クラリセージ精油》の作用 精油の作用:鎮静、鎮痙、血圧降下、多幸、ホルモン様、抗不安、抗うつ、通経、神経調和、催淫、催眠 心への作用:深いリラックスと幸福感を呼び覚まします。神経を強壮させ、イライラしがちな気持ちを安定させます。クラリセージの香りは特に女性の月経前に起こりがちな気持ちの変化を鎮めます。 ヒーリングの作用:感情の解放を助けます。日常のストレスからの脱出をしたいと思う時や直感を優先させたい時に役立ちます。夢からの啓示を受け取りたい時にも。 キーワード:解放、幸福感、陶酔 相性の良い精油:花系、ハーブ系、柑橘系と合います。ラベンダー、スイートオレンジ、ベルガモット、マンダリン、マジョラム、ゼラニウム、イランイラン、ローズ、サンダルウッド、パルマローザ、フランキンセンス 禁忌:敏感肌の方は皮膚刺激の可能性があります。 《クラリセージ精油》を使ったホームケアの方法 ◆強い緊張感、張りつめた思い、不安感、落ち込みに ◆更年期の不調に ◆月経前緊張症、月経不順、無月経、少量月経、生理痛に ◆出産の準備に ◆緊張感から来る不眠に ◆身体や足の多汗に ◆ニキビ、脂性肌のスキンケアに ◆フケ、オイリーヘアに
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