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精油とハーブのプロフィール事典《シスタス(別名ラブダナム、ロックローズ、システ、シストローズ)Cistus》
英名:Cistus シスタス植物画:Wikipedia シスタスは地中海に生育する別名ロックローズとも呼ばれる植物から抽出される精油です。その他にもシスト、シストローズ、ラブダナム、ラプダナム等、別名の多い植物です。尖った葉の表面はウールのように柔らかく、ノバラのような美しい花を咲かせます。精油はシスタスの葉と小枝を熱湯で煮てガム(樹脂)を採って抽出します。シスタスの葉から滲み出るガムは、古来よりラブダナム香料として利用されてきました。昔はこの樹脂を集めるのにシスタスの生えている野に山羊を放ち、その毛についた樹脂を櫛ですいたそうです。古代エジプトの神殿では香料や膏肓として使われていました。愛の女神アフロディーテに捧げられた香りで、クレタ文明では特に女性に人気の香りでした。聖書にも登場する香料で、キリストの時代には「オニチャ」の名前で香の材料にされていました。シスタスは香りが竜涎香(リュウゼンコウ=マッコウクジラの体内から取れる香料)に似ているため、その代用品として使われてきました。170以上もの成分組成から成り、ムスク(動物性香料)に似た特徴的な香りを持ちます。香りの保留性があるため香水にも使用されています。ポプリの材料となるオリスルート(菖蒲根)と相性の良い香りです。精油には傷を癒す作用やリンパ系のトラブルに有用です。精神性の深い香りで瞑想に向いています。 ※シスタス(ロックローズ)はバッチフラワーレメディに使われるロックローズ(ハンニチバナ) 《シスタス(別名ラブダナム、ロックローズ、システ、シストローズ)精油》の作用 一般的な精油に期待される作用:収れん、通経、去痰、鎮静、癒傷、消毒 心への作用:シスタスの香りは不安、緊張や恐れを鎮静させます。視覚、聴覚、触覚などの感覚を刺激し、喪失した記憶を蘇らせる力もあるとされています。 ヒーリングの作用:過去に埋もれていたものを刺激し呼び覚まします。ショックを受けたオーラの回復や、劇的な体験の後の無感情の状態をサポートします。魂を暖め、瞑想や精神統一を助け、変性意識の状態に誘います。 キーワード:蘇り、覚醒、回復 相性の良い精油:花系、樹脂系と合います。ローズ、イランイラン、ジャスミン、フランキンセンス、ミルラ、パチュリーなど。重みのある香りはブレンドの保留剤になります。 禁忌:通経作用の可能性があります。妊娠中は使用を避けます。 《シスタス精油》を使ったホームケアの方法 ◆軽い傷、すり傷の手当てに ◆瞑想、精神統一に
◆アロマテラピーとハーブの資格取得に関してはこちらのページをご覧ください。
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